バックナンバー

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2023年 6月12日 2980号

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「ガリガリ君」はなぜ売れたのか?
M.ソリューション代表/赤城乳業株式会社 元常務取締役開発本部長
鈴木政次さん
国民的アイス「ガリガリ君」誕生の舞台裏


…赤城乳業には、前会長が命懸けで作った「赤城しぐれ」という看板商品があります。カップかき氷アイスの草分け的存在で、赤城乳業のかつての主力商品でした。ところが、1970年代に起こった二度のオイルショックによって原油価格が10倍以上値上がりし、コストが高騰しました。消費も冷え込み、売上が低迷しました。ほかのアイスメーカーがカップかき氷の分野に参入してきたこともあり、「赤城しぐれ」は厳しい戦いを強いられるようになっていきました。やがて…【続きはこちらから】

社説
木に話し掛ける感覚、ありますか
魂の編集長 水谷もりひと


…作家の内海隆一郎さんのエッセイ集『木に挨拶をする』(筑摩書房)には、時々朝の薄暗い時間に著者が出会う70代と思しき老紳士の不思議な光景について書かれている。男性はきまって、大きなザクロの木の前に来ると、立ち止まって「おはよう」とあいさつをした後、しばし木に話し掛ける。ある日、内海さんは意を決して「なぜいつもこの木に話し掛けているのですか?」と尋ねた。男性は次のように話し始めた。「3年前から毎日散歩をしているが…【続きはこちらから】

2023年 6月5日 2979号

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光らせる人が光る人
(有)香取感動マネジメント代表/作家/講演家
香取貴信さん
夢のなかった僕が見つけた生き方


僕はこれまで講演会で「夢を持とう」と話してきました。でもそう言いつつ、実は、当の僕自身が具体的な夢を思い描けないでいました。それで「何か夢を持ちたいな」と悩みながら過ごしていたら、ある日テレビの中の高校球児に目が留まりました。夏の甲子園の中継でした。「こちら〇〇学園のアルプススタンドです」とアナウンサーが言いました。そして背番号のないユニホームを着て、チームメイトを必死に応援している野球部員が映し出されました。…【続きはこちらから】

社説
「よかったね」と言って見送りたい
魂の編集長 水谷もりひと


『介護戦隊いろ葉レンジャー参上』(円窓社)を読んだ。「いろ葉」とは鹿児島市内にある地域密着型通所介護施設である。著者の中迎聡子(なかむかえ・さとこ)さんが、利用者が最期まで「人として」、そして「自分らしく」過ごせるようにと、2003年、27歳の時に立ち上げた。本には「いろ葉」のお年寄りたちの波乱万丈な日常が綴られていた。「フリーター」とは、いろんな仕事に挑戦する人の呼び名だと思っていた中迎さんは、短大卒業後、フリーターの道を選んだ。ある日、…【続きはこちらから】

2023年 5月22日 2978号

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心に寄り添う話し方
西任暁子・コミュニケーション・アカデミー(NACA)主宰
西任暁子さん
思ったこと、上手に伝えたい


私、コミュニケーションが苦手でした。「そんなの嘘でしょ」と思われるかもしれません。でも、子どもの頃から自分が思っていることを言葉にするのが苦手でした。自分が何を思っているのかも分からなければ、それをどう言えばいいのかも分からなかったからです。そんな私が、30年近くラジオのDJをしたり、テレビに出てお話をしたり、講演や話し方を教える活動をしてきました。それでもやっぱり思っていることってなかなか伝わらないなと思っています。理由は、…【続きはこちらから】

社説
世の母親が笑顔で過ごす社会をめざして
中部支局長 山本孝弘


非行少年の社会復帰を手助けする団体・NPO法人「陽和」の理事長を務める渋谷幸靖さん(41)を取材した。話をしていて、彼が救っているのは少年だけではないことがわかった。渋谷さんは銀行員のような風貌だ。しかしその背中には不動明王の刺青が彫られている。実は渋谷さん自身も非行少年だった。4歳の時に父親が家を出て行った。その年の七夕の短冊には「お父さんとまた遊びたい」と書いた。その願いは…【続きはこちらから】

2023年 5月15日 2977号

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目指すは人間性回復
作家/精神科医
帚木蓬生さん
周りにいませんか? 「3ざる状態」「3だけ主義」の人


…アルコール依存症の場合、飲酒をやめると汗が出てきたり、不眠になったり、幻覚を見るなどの離脱症状が出ますが、その期間はせいぜい1週間から10日間です。ギャンブル症も似たような症状が見られますが、期間はもっと長く、1か月から3か月くらい続きます。ここにギャンブル症から抜け出す難しさがあります。もう一つは「耐性」です。アルコール依存症の場合、だんだん量が増えていくのですが、ギャンブル症者の場合は賭け金がだんだん増えていきます。1万円の賭け金で満足しないと、…【続きはこちらから】

社説
最後まで滑稽な生き方を貫いた
魂の編集長 水谷もりひと


…『滑稽(こっけい)新聞』は、明治34年にジャーナリストで、世相風俗研究家の宮武外骨(みやたけ・がいこつ)氏が創刊した新聞である。政治家や官僚、行政やマスコミなど、当時の権力者の汚職や不祥事を風刺した新聞だった。記事は辛辣(しんらつ)なものではなく、新聞名でお分かりのように、社会問題を「滑稽さ」という視点で捉えていたので、どれもクスッと笑えるパロディ風だった。 宮武氏の「外骨」という名前と…【続きはこちらから】

2023年 5月8日 2976号

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心に太陽を
株式会社良心塾代表取締役
黒川洋司さん
心がカラカラの子どもたちに「安全基地」を


「良心塾」を始めて10年目です。再犯問題を解決するために立ち上げました。日本の犯罪率は平成17年を境に下がり続け、現在はピークの半数くらいにまで減りました。ところが再犯率、つまり刑務所や少年院に行った人が社会に出て再び犯罪を行う割合は依然として高く、50%ほどです。これは先進国でもトップクラスの数字です。なぜ再犯をするのか。それは…【続きはこちらから】

社説
知性と霊性に磨きをかける量子力学
魂の編集長 水谷もりひと


皆さんは「人生の指針」と呼べるようなものをお持ちだろうか。いつ、いかなる時も、意識し、行動する際の基本姿勢となっているもので、私の場合、それは「目に見える現象は目に見えない世界とつながっている」である。どういうことかと言うと、目の前に起きていることの多くは、見えない世界が現象として形になったものであるとか、自分の身の回りに起こる困ったことや嬉しいことは、…【続きはこちらから】