水谷もりひとブログ

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【朝礼】読むだけですか?

今週で1月が終わります。
今年1月12日号の社説に書いたように1月=お正月ですから、
お正月がやっと終わるわけです。

本格的に2015年がスタートするのは2月からです。
とにかくお正月であるこの1月は、「この1年をどういう1年にするか」を徹底的に考える1か月です。

というか、「この1年をどういう1年にするか」ということを考えることに1か月くらいかけてもいいわけです。
それくらい大切なお正月(1月)です。

それを考えた人と考えなかった人の違いは今年の年末で分かります。
2015年の12月が終わりに近づく頃、
「この1年うまくいった」「この1年めっちゃおもしろかった」
「いろいろ失敗もあったけど、見える景色が変わった」と心から思えるか、
それとも、いつもと変わらない年末を迎えるか、です。

誤解のないように。年末年始にやることは変わらなくてもいいんです。
大事なことは自分の心象風景が変わっているかどうかということです。

いつもと同じように年末年始を送っても別にいいわけです。
だけど、いつもと同じ年末年始を送っている人と
「この1年で見える景色が変わった」という人は5年後、10年後に大きな差が出てきます。

イキイキ、わくわく、ウキウキの顔になっているか
5歳年をとった、10歳年をとっただけの顔になっているか、です。
やっぱり年を重ねると、どういう生き方をしてきたかということが
どんどん顔に出てきます。

これは「この1年をどうありたいか」を明確にして、紙に書いた人と書かなかった人の違いです。

抱負を持つ人は100人中70人くらいいるそうです。
「今年の抱負は?」と聞かれて、とにかく答えられる人です。
その70人のうち、その抱負を手帳やノートに書く人は1人か2人しかいないそうです。

手帳は他人と約束したことを忘れないようにメモするものですが、
それ以上に大事なことは自分との約束をメモするということです。

先週号のみやざき中央新聞の社説に「バケツにまず大きな石を入れて、次に小石を入れる云々」という話を書きました。
皆さんはこれを読んだだけでしょうか?

世の中にはいい話や、勉強になる話を本や新聞で読んだだけの人と、読んだことをやってみる人に分かれます。

今、1面のコラムで川畑のぶこさんのサイモントン療法の記事を連載しています。
先々週のコラムには「喜びのリスト」といって、「自分に喜びや快や充足感をもたらすものを五つ書き出してみましょう」という記事がありました。

これをやってみた人はいるでしょうか?

みやざき中央新聞を読むということは、文字を読むということではなく、そこに書かれていることを自分の人生に取り入れるということです。
ただ読むだけで終わると、昨年の年末と何も変わらない年末を今年も迎えることになります。
これはとても怖いことです。
一生懸命仕事をして、仕事はたくさんこなしてきたのに、自分の立っている位置が変わっていないということは、まるでハムスターの回し車みたいなものだからです。

「これ、やってみましょう」というものは、とりあえずやってみましょう。
読むだけに終わらないようにしましょう。
「この本、読んでみましょう」と薦められた本は、とにかく第1章くらいは読んでみましょう。おもしろくなかったら、そこで終わってもいいですから。

もうバケツに「大きな石」を入れましたか?
家族の記念日をとりあえず手帳に記入しましたか?

僕は「自分に喜びをもたらしてくれる5つのリスト」をこう書きました。
①健康であること
②早起きすること
③いい本と出会うこと
④スタッフとのコミュニケーションをすること
⑤家族とのコミュニケーションをすること

それから今年の抱負ですが、7つの基準をつくりました。

①人生の質を高めるにはどうしたらいいか
 ⇒質の高い情報をインプットします(気持ちの悪い情報には触れない)

②どうやって社会貢献するか
 ⇒募金道をはじめます。これはスーパー、コンビニ、駅や役所など、募金箱が目に入ったら必ず10円を入れるという修行です。

③健康をどう維持するか
 ⇒今体重が65㌔なので、60㌔を目指します。
  そのために1日40分ウォーキングを1年間続けます。

④家族をどう大切にするか
 ⇒3人の子どもたちはそれぞれ家を出ていったので、たまに会ったら夢を語り合う
  健康についても意識し合うような話をします。
 
⑤仕事の面では
 ⇒みやちゅう1万5000部達成します。
  スタッフともっとコミュニケーションを密にします。
  できるだけ価値観を共有したいと思います。

⑥学びは
 ⇒1日1時間、毎日とにかく本を読む時間をつくります。

⑦趣味や遊びをどう大事にするか
 ⇒毎月映画を2本観ます。

以上です。

追伸:もし3日坊主になったら、その3日坊主を繰り返します。
どういうことかと言うと、たとえばウォーキングが3日坊主になってしまっても、また始めます。そしてまた3日坊主で終わっても、また再開します。そしてまた途中で挫折したら、また再開します。そうやって3日坊主を1年続けてみます。