水谷もりひとブログ

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出会いから「ご縁」を深める

 先々週の社説で(株)タニサケの松岡浩会長の小冊子のことを書きました。先週の日曜日、その松岡会長の講演会が宮崎市の自然寺というお寺で開催されました。お釈迦様のご生誕を祝う「花まつり」の特別講演会でした。

 自然寺は実に風変わりなお寺ですが、住職の岩崎念唯さんもかなり風変わりな人です。そのことは4年前の10月22日の社説に書きました。みやちゅうのHPにある私のブログにアップしましたのでお読みください。

 さて、その松岡会長と岩崎和尚の出会いに学ぶところが多々ありましたのでここでご紹介します。
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 昨年12月、松岡会長の講演会が宮崎市で開催され、その翌日、私は宮崎空港に見送りに行きました。そのとき、たまたま宮崎空港に来ておられた岩崎和尚と出会ったのです。私は岩崎和尚に松岡会長を紹介しました。二人は名刺交換をした後、二言三言、言葉を交わされ、最後に松岡会長が「私と気が合いそうですな。さぞかし今まで悪さもたくさんしてこられたことでしょう」とおっしゃったのです。初対面の人に、しかも僧侶に、です。

 そう言われて「なんて失礼なことを言うんだ」と憤慨する人もいるでしょう。しかし、日々修行している人は違います。そこで和尚も大笑いしたのです。

 ほんの5分ほどの時間でしたが、その言葉が岩崎和尚のハートをとらえました。
 その後、お二人はハガキや電話で交流を深められ、4か月後に自然寺の「花まつり特別講演会」の講師として、特別仏教の信仰が深いわけでもないのに、松岡会長をお呼びする運びとなったのです。 

 「ご縁」とはこういうものなんですね。「人は出会うべき人に必ず出会う。しかも一瞬遅からず早からず」という言葉があります。しかし、「出会い」なんて日常に溢れています。その「出会い」が「ご縁」になっていくのは「匠の技」が欠かせないということを知りました。

 「匠の技」とは、出会った相手のハートを掴む言葉を一つ、二つ、投げ掛けること。そして、その日にハガキや手紙を出して、出会ったことの喜びを伝えるというです。

 もう一つ、「引き寄せの法則」も重要です。たとえハガキを出しても、返信しない人もいるし、社交辞令的に「お手紙ありがとうございました」と、それだけで終わって、二度と会うことがありません。

 ところが、「出会いを大切にしたい」と思っている人、同じ想いの人が出会うと、その想いは互いに引き寄せられ、そこから面白い展開が広がっていきます。
 「花まつり講演会」には、みやちゅうの広告を見て、県外から参加された方もいました。

 このようにして出会いは「ご縁」となって、人から人へ繋がっていくのだと思います。
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