水谷もりひとブログ

ホーム水谷もりひとブログ ≫ 渡辺謙さん、あんたもか・・・・

水谷もりひとブログ

渡辺謙さん、あんたもか・・・・

ベッキーや乙武さんに比べて渡辺謙さんの不倫報道はマスコミの切れが悪いと言われていますよね。

まぁ、そんなことはどうでもいいわけで、誰かここで「忍ぶ恋」の貴髙さで説教する人が出てこなきゃなぁって思った。

つまり、「好きになったからベッドインする」とか「恋に墜ちるとすぐ肉体関係になる」なんていうことをしていたら人間は深まらないんだよね。

僕もまだよく理解していないけど、これは武士道の話。
江戸時代の武士の生き方に「忍ぶ恋」というのがあったそうだ。

武士道を説くとき、『葉隠』の中にある「武士道とは死ぬことと見つけたり」という一節がよく紹介される。
それを聞くと「はい、そうですか」という感じで終わり。
それ以上言葉が出てこない。

ところが、文筆家の執行草舟さんは「武士道=死ぬこと」それもいいけど、「武士道の本質は忍ぶ恋にある」と言っている。

これには参ったね。
もう日本人の美意識そのものだと思った。

『葉隠』こういう一節がある。
「恋の至極は忍恋と見立て申し候。
 逢ひてからは、恋の長けが低し。
 一生忍びて思ひ死にするこそ、恋の本意なれ」

恋の本質は「忍ぶ恋」なのだ。一生片思いってこと。

現代的に解説すると、
憧れる人ができる。好きになる。
恋心を抱く人と食事をする。
普通、おしゃべりしながら心の中では、次、どうやって口説こうかなんて考える。
落とすことばかり考える。
「ラブホはここから近いあそこにしよう」とか
「今日はお酒をちょっと控えめにしとこ」とか。
すきあらば、男女の関係になることをその日の目標にしてたりする。
これじゃダメなんだよ。
恋が深まらないんだ。

口説いて関係を結ぶなんていうのは、恋の志が低すぎるんだ。
それはただの性欲。

忍ぶ恋とは、一生、憧れるのだ。
ずっと片思いを楽しむ。

執行さんはこうも言っている。
「到達できない憧れのために自分の命を投げ捨てる覚悟があるか。それが忍ぶ恋」
「ひぇー!」と思った。

確かに、恋をしない人生なんてつまらない。
しかし、忍ぶ恋じゃないと深まらないんだ、その恋は。

あっ、これは独身男女のことを言っているのではない。
独身男女は勝手にやっていいんだ。
好きな人を口説き落とさなきゃ人類の未来はない。

そうじゃない立場の人は、忍ぶ恋を存分に楽しむのがいいんだ。

渡辺謙さん、ハリウッドスターになったのはいいが、ここで武士道の精神があったらもっとかっこよかったのに。僕は奥さんの南果歩さんが好きなんで。

とにかく女にモテることがいい男じゃない。
憧れに生きる、こういう男がいい男なんだと武士道は言ってるのだ。