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自分の家の前しか掃除しない人たち

今、ハウツー本が本当に多い。
『お金持ちになる47の方法』とか
『成功する7つの方法』とか
『モテる30の秘訣』とか。

執行草舟さんは
「経営に行き詰ったら恋愛小説を読め」
「恋愛に悩んだら宇宙の本を読め」なんてことを言っている。
一度その苦しい現場から離れて、全く違う脳を働かせろ!ってことらしい。

昨日買った『人間力を高める読書法』(これタイトルが悪いね。別に読書の方法なんて書かれていない)の中で同じようなことを著者の武田鉄矢さんも言っていた。
「メソッドばっかりで人生を過ごしていくとむなしいよ」って。

そして、そのむなしさを説明するのにちょうどいい哲学者の言葉を紹介していた。
「仕事にやりがいを見つけるためには、給料以上に働かない限り、そのやりがいは湧いてこない。
 残業をすぐ金銭に換算する人とか、
 オーバーワークを嫌う人、自分の仕事と人の仕事を分ける人、
 要するに自分の家の前しか掃除しない人たちに可能性はない」と。

今アメリカから圧力をかけられて、
なるべく働かないように働かないように日本人の勤労意欲を
この国の制度は削ぎ落とそうとしている。

いい労働環境をつくることは大事なことで、
「社員第一」に考える会社はすばらしいと思う。
だから社員は仕事を頑張ろうと思うんだけど、
でも、現実は制度だけが先行して、
働く喜びをどんどん消し去ろうとしている。

「労働=契約」みたいな発想で。

武田鉄矢さんは言う。
「日本人の労働観の根っこに『給料以上に働いてしまう私』がいる。
 時間になって帰る人は永遠にワーカーとしての生きがいを感じることができないんだ」って。