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泣けるCM

「のなちひ」こと野中千尋です。

今週は私がスピーチの順番でした。
が、朝礼の直前まですっかり忘れてしまっており(!)
慌ててネタ帳をめくる羽目になりました…スケジュール管理は大切ですよね。


さて、YouTubeをご覧になる方は多いと思います。
みやちゅうも「みやTube」ということで、過去の社説や名記事をプロの朗読付きでお届けする「耳で聴くみやちゅう」をYouTube配信しています。【視聴はこちらから】
動画作成は刀根マネジャーです。達人の技が光っています!


そんなYouTubeですが、最近、動画再生前にCMが入ることが多くありませんか?
今までは「早く動画が見たいのに鬱陶しいなあ」と思っていたのですが、
最近そんな気持ちが一転するCMに出合いました。

タイの携帯電話会社が作成した「最高の倍返し」というCMです。
思わず涙ぐんでしまう感動のストーリーでした。
ここでネタバレはしませんので、気になる方は実際にご覧ください。【視聴はこちらから】


その後いくつか検索してみたのですが、
タイは感動的なCMの数が多く、世界でも人気のようでした。

実は、タイはCM 先進国。
世界に評価されるCM は日本より多く、国際的な広告賞の受賞も多いそうです。
なぜこんなCMが作れるのでしょう? ちょっと調べてみました。

①映像技術と環境の整備
⇒ドラマ仕立ての作品は自由な発想で制作予算を使うことを許されていることが多いため、
決められた秒数に情報を詰め込むことなく描くことができるようです。
秀逸な作品を生み出す環境が整っているのですね。

②文化的な背景
⇒口承文化が背景にあるタイは、あまり活字を読まない国です。
確かに、泣かせるCMの多くは、セリフが少なめです。
その分、映像・音楽・演技で見せていくものが多い気がします。

④シンプルなストーリー
⇒泣かせどころ、物語の盛り上がりどころをひとつに絞っているところも、
わかりやすさにつながっているのではないでしょうか。
また主人公だけでなく、その周りの人の反応や家庭・経済的背景まで感じられるように描かれています。そういった背景描写の細かさも感動の秘訣かもしれません。

⑥生命をテーマにしたものが多い
⇒評判になるのが生命保険会社のCMが多い、というのも理由にはあると思いますが、
やはり人の死が関わってくると「自分だったら…」と重ね合わせずにはいられないですね。


CMではありませんが、私も広告に関するお仕事を受け持つ中で、
心に感じていただけるものがある広告を作りたいなと思いました。