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「5%の人」~清水克衛著 を読んで

5%の人

先日、ある経営コンサルタントの方と雑談していたとき、将来あなたは何をやりたいかと聞かれました。
私は「書」をもっと前面に出して行きたい。と答えたのですが、「そんなものでやっていけるはずがない、およしなさい。」と、きっぱり。
私は、先生がそうおっしゃるなら、きっとそうなんだろうなぁ。私にはたいした才能もないしなぁと99%あきらめました。

さて、常識って何でしょう。
「社会の構成員が有していて当たり前のものとしている価値観、知識、判断力のこと。」 
 参考:Wikipedia
常識とは、その社会の中の大多数の人々の考え方でも在ります。
いわば大衆の意識。一般的には95%を占めるのが大衆といわれています。
この「およしなさい。」という言葉も常識的な意見の一つです。
何か新しいことに挑戦しようとした時に必ずといっていいほど言われる、「よした方がいいよ。」「できるはずがない。」

著者、清水克衛さんは、東京の篠崎で「読書のすすめ」という本屋さんの店主をされています。
彼が本屋を始めるとき、身近な人からやはり同じようなことを言われたそうです。
しかし今では、日本国中からはもちろん、海外からも本を買いに来る人が増え、年間100を超えるほどの講演をしたり、全国放送でテレビに出たりするほどの有名人になりました。なぜでしょう。
それは彼が常識にとらわれない、大衆に洗脳されない5%の人だったからです。

「読書のすすめ」には、彼が大切に思う人に是非読んでもらいたいって思う本だけを置いています。
また、エジソンやマザー・テレサ、坂本龍馬、松下幸之助など後の世に名前を残したような人たちや、大きな仕事を成し遂げたり、偉業を達成するような人たちに共通していること。
それは皆、大衆という95%の人たちに洗脳されないのです。
まわりに「そんなことできるわけがない」といわれても決して左右されず、最後まで自分の信じた道を貫くことが出来る。それが5%の人たちなのです。

しかし、ただ自分の信じた道を貫けばいいというだけではありません。
その5%の人になる為の秘密がこの本にはぎっしり詰まっているのです。