バックナンバー

紙面サンプル(PDF) 見本紙1  見本紙2

2021年 9月27日 2900号

null

繊細さんを育てるママたちへ
Happiness秘書クリエイト代表/HSP(繊細さん)親子傾聴カウンセラー
猪股さとえさん
次々に起こるおかしな行動~息子に何が起こっているの?


…結婚し、その後、闘病生活もありながら、7年間の不妊治療の末に一人の男の子を授かりました。その子が私の人生を変えてくれた、これからお話しする「龍誠(りゅうせい)」という息子です。私は龍誠を大事に育てていくのですが、龍誠は他の子と比べて体が弱いところがありました。たとえば、…【続きはこちらから】

社説
心の境界線が消えると人は共に輝ける
中部支局長 山本孝弘


…先日、公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ名古屋支部の原順子さんに会った。「メイク・ア・ウィッシュ」とは、難病と闘う子どもたちを支援するため1980年にアメリカで発足した国際的なボランティア団体である。自由に行動できない闘病生活を送る子どもたち。彼らの夢の実現をサポートするのが主な活動だ。「イルカと泳ぎたい」「絵本を出版したい」「お父さんと結婚式を挙げたい」…【続きはこちらから】

2021年 9月20日 2899号

null

あの日の僕へ
漫画家
棚園正一さん
不登校の僕と父と母 ~家族の抱える思い~


僕が小学1年生の時のことです。授業で学芸会に向けた練習をしていました。その日は台本の読み合わせをしていたのですが、僕はちょっと「トロかった」ので、クラスのみんなが今どこを読んでいるのか分からなくなってしまったんです。でも、話はどんどん進み、「このままじゃマズい」と不安が募りました。その時にふと…【続きはこちらから】

社説
“そもそも”をたくさん使って考える
魂の編集長 水谷もりひと


…神谷町光明寺の僧侶・松本紹圭さんが『不要不急』(新潮新書)という本の中でこう語っていた。「本当に要であり、急なもの、つまり『あなたの一大事とは何か』を考えることなくボーッと過ごしていると、『誰かの一大事』に絡め取られてしまう危険性がある」と。その本は、法話や座禅会など、大切にしてきたお寺の伝統行事がことごとく中止や延期になり、「自分たちが今までやってきたことは『不要不急』のことだったのか」と、10人の僧侶が…【続きはこちらから】

2021年 9月13日 2898号

null

短歌超入門
歌人
穂村弘さん
「家族の歌」に「夫婦の歌」がない理由


今日は短歌をシンプルに読んでいって、皆さんに披露させてもらえたらと思うんですけど、今回選んだ題材は、家族の歌と匂いの歌です。家族って不思議なもので、自分の家族しか分からないんですね。隣の家の家族がどんな感じかっていうのは分からなくて、友だちの家族のこともよく分からない。家族って遠くから見るとどこも同じように見えるんだけど、その中に入ると…【続きはこちらから】

社説
大切な人といい関係を続けるために
魂の編集長 水谷もりひと


…『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(大和書房)という自己啓発系の小説だった。とっつきにくい本だった。今まで聞いたことのない言葉が出てくる。「箱の中にいる」「箱の外にいる」、「自己欺瞞(ぎまん)」「自分への裏切り」等々。物語は、大手企業「ザグラム社」の副社長室が舞台だ。そこに別の大手企業から転職し、中間管理職に就いているトムが呼び出され、やってくる。副社長はトムとあいさつを交わすと唐突にこう言う。「君には問題がある…【続きはこちらから】

2021年 9月6日 2897号

null

日本のこころ
(株)ことほぎ代表取締役/博多の歴女
白駒妃登美さん
「君が代」は千年続く愛のうた


…「君が代」の本歌は、平安時代前期に編纂(へんさん)された『古今和歌集』に収められています。その歌は、最初の5文字が「君が代は」ではなく「わが君は」で始まります。「わがきみは ちよにやちよに さざれいしの いはほとなりて こけのむすまで」という、詠み人知らずの歌です。高校生の頃に古文が一番好きな教科だった私は、この「君が代」の本歌を知ってビビッときました。なぜなら…【続きはこちらから】

社説
習慣が変わるとなぜか人生が変わる
魂の編集長 水谷もりひと


…以前、居酒屋『てっぺん』の社長・大嶋啓介さんがある講演で少年院の話をしていた。少年院では毎朝点呼がある。右側から入所歴の長い順に一列に並ぶ。左側は入所歴の浅い子たちだ。右側に行けば行くほど明らかに目が輝いているという。一定期間、少年院で生活していると確実に変化するらしい。なぜなら…【続きはこちらから】

2021年 8月23日 2896号

null

命のバトン
一般社団法人日本看取り士会 会長
柴田久美子さん
誰もが愛を感じながら旅立てる社会を目指して


…皆さまのおかげで、この10年でたくさんの方々に私ども「看取り士」という名前が広がりつつあります。看取り士は何をするのかといいますと、住み慣れた自宅やご本人の希望する場所で自然な最期を迎えたい人に、24時間寄り添い、旅立ちを支援します。私たち看取り士の仕事は主に三つあります。一つ目は…【続きはこちらから】

社説
壮絶な愛を伝えて平和を祈った人生
中部支局長 山本孝弘


今月9日、長崎市で開かれた平和記念式典。田上市長は挨拶の冒頭で一人の修道士の話をした。その人の名は小﨑登明さんという。その数日前、私は小﨑さんを特集する番組を観た。92歳(当時)の彼は立って講演をし、滑舌もよく元気そのものだった。その長い人生で、心の中にずっと在り続けたのは…【続きはこちらから】