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紙面サンプル(PDF) 見本紙1  見本紙2

2021年1月1日 2865号

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しあわせを呼ぶ龍の伝言
天井画絵師
斎灯サトルさん
人生を「流れ」で観る それが龍のメッセージ


私は今、神社仏閣の天井画を描かせて頂いています。個人の制作枚数としては日本で一番、手がけさせて頂いています。だから偉いというわけではないんですよ。お寺の天井画を描く僕も、家の柱を建てる人も、土台を造る人も、お弁当を作る人も、神様から見たらみんな同じ尊いお仕事ですから。…【続きはこちらから】

社説
「普通の神様」のメッセージ
魂の編集長 水谷もりひと


新年早々、本紙をお読みいただき誠にありがとうございます。今日は落語調で読んでいただければ幸いでございます。えー、昔から正月三が日は「特別な日」と言われております。昔と言いましても新暦で正月を祝うようになったのは戦後になってからでして、それまでは旧暦の正月が「特別な日」でございました…【続きはこちらから】

2020年12月21日 2864号

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「わびさび」の美意識
(公財)阪急文化財団 理事・館長
仙海義之さん
「わび」と「さび」との違い分かりますか?


「わびさび」という言葉がありますが、「わび」と「さび」では実は少し美意識が異なります。「わび」は、余白の多い簡略な筆使いの絵とか、割れてヒビが入った茶碗、あるいは不完全な物に対して使います。明治時代の美術思想家・岡倉天心は『茶の本』の中で、「わび」を「インパーフェクト(不完全、不十分)」 と訳しました。
これは名訳だと思いました。つまり…【続きはこちらから】

社説
「砂漠で咲いたバラのごとく」
中部支局長 山本孝弘


先日、札幌在住でI・K・e(株)代表取締役のマグロともかずさんが主催する「世界マグロプロジェクト」のオンライン講演をさせていただいた。2日間にわたって朝8時30分から60分ずつ夜の20時まで、いろんな講師がリレー講演をする企画である。私は若い頃、アジアの国を放浪した時の話をしたが、中には…【続きはこちらから】

2020年12月14日 2863号

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いのちを灯す
高橋まつりさんの母
高橋 幸美さん
高橋まつりと生きた24年


2015年12月25日。私はその日、会社のお昼休みに娘にLINEを送っていました。それが既読にならず、心がざわざわしながらも「『年末には帰るね』と言っていたし、あの子は大丈夫」と思い、仕事をしていました。すると、警察から電話がありました。娘に何かあった…目の前が真っ白になりました。電話口で信じられないことばかり言われ、ただ唖然として聞いていました…【続きはこちらから】

社説
「『何とかなる』と思えた人の人生は…」
魂の編集長 水谷謹人


アメリカ人が根っから陽気な国民だということは知ってはいたが、病院もやたら明るいのだそうだ。愛知県岡崎市の森本伸幸さん(64)があるオンラインイベントで話していた。1996年、伸幸さんは会社の人事でアメリカ支社に異動になり、家族と共にロサンゼルスに移住した。仕事もプライベートも充実していた伸幸さんが…【続きはこちらから】

2020年12月7日 2862号

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少しの努力で伸びる子を育てる
生物学者/早稲田大学名誉教授/山梨大学名誉教授
池田清彦さん
バイリンガルの頭の中をのぞいてみると…


…子どもの能力を最大限に伸ばして育てるといい子に育つけれど、能力を半分くらいしか発揮できない子どもに育てると、潜在的な能力があるにもかかわらず、あまりいい子に育たないということがあります。それでは潜在的な能力を発揮するためにどうしたらいいかという話になるわけです。その話をこれからしようと思います。子育てで大事なのは、…【続きはこちらから】

社説
「人生を楽しむのに少し力が足りない?」
魂の編集長 水谷謹人


夜空の星座が美しく映える季節になった。今見えている光は星々が今放っている光でないことはご承知の通り。たとえば、冬の星座の代表格・オリオン座。星がたくさん集まったあの星座の中で最も地球に近い星でも、その光は500年~600年前の光だそうだ。光を発してからそれくらい長い年月を経てやっと地球に届いたのである。現代美術家・篠田桃紅さんの本を読んだ時、…【続きはこちらから】

2020年11月23日 2861号

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旅する歴史
花まるグループ スクールFC講師
狩野崇さん
感動的な歴史と出会うために


…北海道を旅行される方はレンタカーを借りて各名所を回ることが多いですが、誰もがふつうに通り過ぎていく道路で、私はある時「監獄道路」と記されている小さな石碑を見つけました。北海道に行くとしばしばこのような表記を見かけますが、気に留める人はあまりいないのではないでしょうか? 不思議な名称ですね。これは何を意味しているのでしょう。ヒントになるのは…【続きはこちらから】

社説
「『人生の扉』は何歳からでも開けられる」
中部支局長 山本孝弘


十数年前、ラジオ番組のあるコーナーで「人生を振り返った時、いつが一番楽しかったか」というお題がリスナーに出された。偶然聴いていた私は「東京で一人暮らしを始めた大学生の頃かな」などと車を運転しながら考えていた。約1時間後、リスナーの答えの集計結果が出た。一番多かったのは「今が一番楽しい」だった。一瞬「えっ?」と思った。意外な感じがしたのだ。だが…【続きはこちらから】