くるみノート

エスペラント語はなぜ広がらなかったのか?

建国記念の日、祝日なので国旗を掲揚するために出社しました。数年前に自治会から配られた日本国旗です。早春のまぶしい日差しの下「さあ、日本が生まれた日をお祝いしよう」と家に戻りぜんざいを作りました。

”ひな人形”も飾りました。私が親にせがんで買ってもらったもので未だきれいです。半世紀以上経っています。孫たちとひな壇から組み立て、お人形の御道具もこまごま飾ると、「日本人で良かったなあ」としみじみ思いました。飾りながら自然に子らの幸せを祈っているのです。

そういえば、この前のレッスンで、私の英語の黒田律子先生が、「なぜエスペラント語が広がらなかったのか?」の話になりました。理由は、「言葉と文化とは切っても切り離せないものだからです」と仰っていました。
エスペラント語は世界共通の補助語として人工的に作られた言語です。私は使っていないので使いやすさは分かりませんが、結論を言えば、エスペラント語には”文化”がないので広がらなかったとのことでした。
 私たちは伝達の手段として日本語を使っているけれど、同時に文化も共有しているということでした。節分、立春が過ぎ、3月の節句と続いていきますが、ひな人形を飾りながら、日本人の祈りの連鎖があることを感じました。絶やしてはいけないなあと思いました。
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