山崎まさよし
〝これ以上何を失えば/ 心は許されるの
どれ程の痛みならば/もういちど君に会える〟
山崎まさよしの『One more time,One more chance』はこんな歌詞ではじまる。
最初、失恋の歌かなと思った。
こう続く
〝いつでも捜しているよ/どっかに君の姿を〟
どこで捜しているのかというと、
〝向いのホーム 路地裏の窓〟
〝交差点でも 夢の中でも〟
〝明け方の街 桜木町で〟
桜木町は山崎まさよしが山口から上京して最初に住んでいた街だ。
さらに〝いつでも捜しているよ/どっかに君の破片を/旅先の店 新聞の隅〟
ここで僕はグッとくる。
失恋じゃないなと思った。
もしかしたら大切な人を災害で亡くしたのではないか。
〝こんなとこにいるはずもないのに〟
〝こんなとこに来るはずもないのに〟
彼は伝えたい。彼は見せたいのだ。
〝新しい朝/これからの僕/言えなかった「好き」という言葉〟を。
この歌がたまらく好きだ。
出典: http://sp.utamap.com/showkasi.php?surl=59709