水谷もりひとブログ

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偉そうな名前ですけど・・・

人生の大先輩から
「日本講演新聞という名前にはガッカリした」というメールが来た。

「みやざき中央新聞は可愛かった。謙虚な名前だった。
応援してあげようという気持ちにさせてくれた。
だけど日本講演新聞は偉そうだ。
説教してやろうという名前のように思える」と。

確かにその通り。
 
だから僕は言った。

「そうなんスよ。始めた頃は30代後半でしたけど、
 去年、還暦も過ぎたんので、
 これからは若者に説教でもしてやろうと思ったんスよ。
 でも人生の大先輩の人にはこの名前は偉そうに思えるかもしれないスね。
 ありがとうござます。これからも謙虚な姿勢は貫きます」と。

極端なたとえ話だけど
「竹千代」は可愛い子どもだった。
それが「徳川家康」と名前になると偉そうだし、敵もいっぱい出てきた。
天下取りを意識すると急に敵も多くなる。

同じようにこれから次にステージに上がって
成長・発展していこうとすると
それをよく思わない心理がざわめくのかもしれない。

昔、アルバイトをやっていた若造が、
30年経って、偉そうな名刺を持って挨拶に来たら
「お前、すごいなぁ」とほめてくれる人ばかりじゃない。

やっぱり我々も応援されてばかりじゃだめで、
誰かを応援するメディアにならなければならない。
そんな年齢になった。僕が引き継いで30年近く経つから。
全国の無名の講演家を応援するとか。
講演会を主催している若い人を応援するとか。

そしたら「みやざき中央新聞」のパワーだとどうしても弱い。

もちろん日本講演新聞は今までの
「みやざき中央新聞」という少年のような心は持ち続けたまま
謙虚に誰かの講演内容を伝え、
心温まる情報を発信していくことには変わりない。