水谷もりひとブログ

水谷もりひとブログ

「どんな」が大事

沖縄で一番大きな専門学校を持つKBC学園の講演会に呼ばれて行ってきました。

今回は沖縄大原簿記公務員専門学校と医療保育専門学校の学生だけでしたが、
学生たちの聴く姿勢の良さに感動しました。
始まる前は起立して「よろしくお願いします」と声を揃え、
終わった時も起立して「ありがとうございました」と一礼する。
ほとんど寝ている学生もいなくて、感心しました。

というのも以前行った某県では
県内の専門学校の学生1800人の前の講演したのですが、
ものすごい数、寝てました。

専門学校の学生は2年間でその専門の知識とスキルを身に付けて社会に出ていきます。
在学中に資格を取得しようと思ったら、さらにかなりハードです。
だから自分の専門分野以外のことには相当無関心です。
そういう学生を相手に講演をするのは、「かなり手ごわい」と
専門学校の先生からも言われていました。

KBC学園は、視野が狭くならないようにカリキュラムの中に
「志学」を導入し、ただ公務員になるのではなく、
志をもった公務員を育てることに力を入れています。
これはある意味、すごいです。
大学でもそういう教育はしませんから。

最終目標は公務員になることではなく、どんな公務員になるのか、です。
試験に受かれば警察官にも消防士にもなれますが、
大事なことは「どんな警察官」「どんな消防士」というように
「どんな」が大事なんです。

恋愛だって結婚だって、相手が「どんな人か」が重要なのと同じです。
就職だって国家資格があればどんな人でもいいというわけにはいかない時代です。