水谷もりひとブログ

ホーム水谷もりひとブログ ≫ 今日は人権啓発の日

水谷もりひとブログ

今日は人権啓発の日

今日は宮崎の私立学校から人権講演会を頼まれ、講演をする日なので
2月7日を僕の「人権啓発の日」にしました。

そうです。たまに人権講演会や人権研修会に講師として呼ばれます。
企業や学校の場合、1年に1回、人権に関する勉強会をやらなければならないと義務づけられているのです。

宮崎県の場合、「一人ひとりが尊重され個性と能力が発揮される社会を」といった標語を掲げています。
これって誰も反論できない標語です。
みんながこういう社会を目指しています。

だけどなかなか浸透しない。
というか、毎年人権研修をやらなければならないのは
人権の考え方が浸透していないからです。

依然としていじめはあるし、差別はあるし、
パワハラはあるし、セクハラはあるし。

なぜ人権の考え方は伝わっていないのか。

いくつかの理由があると思いますが、
一つは人権啓発が否定形で語られることが多いです。

宮崎県の人権啓発キャラは3人の「ジンケンジャー」です。
ピンク、ブルー、グリーンのヒーローの衣装を着ています。
彼らは言います「いじめ・差別・偏見なくし隊」と。

実は、ここ10数年の脳の研究で、
人間の脳は否定形が理解できないことが分かっています。
「ピンクのヘビを想像しないでください」と言うと、
つい想像してしまいますよね。

「~をしてはいけない」と言うより
「~をしましょう」と言ったほうが届くのです。

「飛び出してはいけない」ではなく「ここで止まりましょう」とか
「廊下を走るな」ではなく「廊下は歩きましょう」とか
「浮気はいけない」ではなく「家族をもっと大切に」とか。

ジンケンジャーも「思いやり・勇気・友情を広げたい」と
PRするほうがいいと思うのですが・・・
なかなか僕の言うことを聞いてくれません。

もう一つ、否定形は楽しくないのです。
人間の脳は楽しいことをやりたがります。

「バレンタインデーは男性が女性に愛を告白してはいけません」とキャンペーンしても楽しくないですよね。
「バレンタインデーは女性が男性に愛を告白する日ですが、和菓子を贈ってはいけません」も楽しくないです。

バレンタインデーが広がったのは、「女性が男性に告白する日です。チョコレートを贈りましょう」というのが当たったのだと思います。なんかウキウキしますからね。

人権も「今日1日、お友だちをいじめないようにしましょう」と朝礼で話して、
夕方の終わりの会で「今日もいじめをしませんでしたか?」と聞くのは、ウキウキしません。

それより「今日1日、ひとついいことをしましょう」と朝礼で言って
終わりの会で「何か一つ、いいことをした人?」と聞くと、ちょっとウキウキしませんか?

人権は行動したくなる肯定的な言葉で・・・・