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紙面サンプル(PDF) 見本紙1  見本紙2

2020年6月15日 2840号

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コロナから見えてきたこと
(株)日本総合研究所主席研究員代表
藻谷浩介
「真実」はなぜ伝えられなかったのか?


…コロナウイルス問題が大きくなり始めた3月22日、栃木で講演をしました。その際に私は、「新型コロナウイルスの怖さはどの程度なのか、把握するのに現時点で世界で唯一参考になるのは、横浜港に停泊していたダイヤモンド・プリンセス号のデータだ」と申し上げました。乗員乗客3711名について、症状の出なかった人を含め全員をPCR検査していますから、ウイルスの感染力や発症の強さが客観的にわかるのです。その結果どうだったか。感染したのは…【続きはこちらから】

社説
「親と子、一期一会のめぐり逢い」
魂の編集長 水谷もりひと


…この4月、宮崎市在住の行本月廣さん(65)が、認知症のお母さんの介護の日々を綴った40ページほどの小冊子を自費出版した。(中略)その日の夕食もいつものようにお母さんと2人。90歳を超えたお母さんは総入れ歯だから食べるのが遅い。先に食べ終えた行本さんに言った。「茶碗はそこに置いたままでいいよ。私が洗うから」「たまにはいいか」と思い、行本さんは席を立った。ひと仕事終え、台所に行って絶句した。…【続きはこちらから】

2020年6月8日 2839号

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自分を知り、見方を変える
元陸上競技選手/Deportare Partners 代表
為末大さん
私が出会った二つの特別な言葉


…陸上クラブに初めて行った時のことです。小学校と同じように、コーチが説明している時にもう走り出したり、跳んだりしていました。「ちゃんと順番に並びましょう」「バトンを受け取ってから走りましょう」と注意されました。私、リレーでバトンが渡される前に走り出しちゃったんです(苦笑)。でも、…【続きはこちらから】

社説
「話をする、それは真剣勝負の時間」
魂の編集長 水谷もりひと


…多少なりともあちこちで講演をしているので「話し方」には結構気を付けているほうである。だから書店でその手の本のタイトルが目に入ると放っておけない。先週のこと。ある雑誌の見出しに引かれて買わずにはいられなくなった。それは「話が絶望的につまらない人の7つの共通点」本文を読んでみると、…【続きはこちらから】

2020年6月1日 2838号

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里みちこ詩語りの世界
詩人
里みちこさん
歓びは みるもの きくもの ふれるもの 感じ 考え 観じゆくとき


私の「生きなおし物語」も、度重なる「偶然」に導かれていました。もう31年も前の、天安門事件が起こった6月4日のことです。その「創(はじ)まり」は旅先・札幌での些細な転倒事故。全身を貫く激痛からでした。医師の手当のギプスを外すと、痛みは取れたものの歩けなくなっていました。9ヶ月後、…【続きはこちらから】

社説
「誰かの人生を支えた本を読みたい」
魂の編集長 水谷もりひと


…「ステイホームの楽しみ方」がネットに出ていた。「特に何もしない。ゆったりと休む」が一番多かった。そして普段やりたくてもできないこと、たとえば「片付けや断捨離」「料理やお菓子づくり」「映画やドラマを観る」が続いた。かつてはあり得なかった「オンライン飲み会」もあった。期待していた「読書」は、やはり少なかった。
 本は、学びや趣味のツールとして、何世紀も昔から数知れない人々の人生を支えてきた。と同時に本を取り扱う本屋も我々の生活に無くてはならない街のスポットだった。
ところが…【続きはこちらから】

2020年5月25日 2837号

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見えない力を活かす生き方
一般社団法人イーアイ・アカデミー代表理事/量子力学コーチ
高橋宏和さん
無意識をうまく操れば 誰でも夢は叶えられる


かつて私は、貯金は10万円もなく貧乏で、自由な時間も能力もなく、会社では上司に怒られてばかりのダメダメサラリーマンでした。最初の結婚でも大失敗し、前妻にも1日に数十回とダメ出しされ、「お前はミジンコ以下か?」と言われる日々でした。そんな仕事もプライベートもダメダメだった私が、自分を変えるために成功哲学や心理学、脳科学を学び、自己探求を始め、「本当はどうなりたいのか?」自問自答した結果、…【続きはこちらから】

社説
「次に世界中に広がってほしいもの」
中部特派員 山本孝弘


…数年前、NHKの『こころの時代』という番組で、静岡県島田市にあるレシャード医院の院長、レシャード・カレッドさんの半生と彼の生き様が取り上げられていた。カレッドさんはアフガニスタンから日本に留学。京都大学医学部卒業後は日本で医療に従事している。彼のことを思い出したのは、…【続きはこちらから】

2020年5月18日 2836号

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心が天につながる時
久が原書道教室主宰/日本福祉大学客員教授
金澤泰子さん
書が、なぜ人の心を動かすのか?~ダウン症の書家・翔子から学んだこと


…私は翔子に般若心経を書かせました。般若心経は272文字の、とても難しい字の羅列です。それを10歳の、知的障がいを持つ翔子に書かせたのです。菜箸を持ち、「どうしてこんなところで線が曲がるの!」「なんでこんなことができないの!」と叱りつけながら一日中教えました。しかし翔子は、…【続きはこちらから】

社説
「覚悟して眼前の現実を超えていく」
魂の編集長 水谷もりひと


…昨今、予期せぬ災害がもたらすつらい現実に「なんで?」と叫びたくなるが、向ける相手はいない。気持ちを切り替え、前向きに考えられたらいいが、連日連夜の報道にそれは阻まれる。こういう時は、…【続きはこちらから】