バックナンバー
2023年 1月16日 2960号
人工知能は天使か悪魔か?
株式会社感性リサーチ 代表取締役社長
黒川伊保子さん
「AIに負けても全然問題ありません」
女子高生からの三つ目の質問は「人工知能は人を超えますか?」です。もちろん人工知能は人間の能力を超えます。すでにがんのDNA変異パターンを発見する人工知能は、ほんの数か月の学習でベテラン医師の領域を超えるほどになっています。しかも人工知能は、人が2週間かかってする解析を、たった10分でやってのけました。こうした解析結果を世界中に公開すれば、…【続きはこちらから】
社説
後始末にワクワクする「閉じ師」に……
魂の編集長 水谷もりひと
「戸締まり」という言葉が妙に気になった。7年前に大ヒットしたアニメ映画『君の名は。』以来、アニメーターという地位を不動のものにした新海誠さん。彼の新作のタイトルにその言葉があった。昨年秋に公開された『すずめの戸締まり』である。監督と脚本を手掛けた新海さんは主人公の女子高生に、日本神話に登場するアメノウズメノミコトをイメージしたそうだ。アマテラスオオミカミが天岩戸(あまのいわと)に隠れて世界が闇に覆われた時、アマテラスを誘い出すために…【続きはこちらから】
2023年 1月1日 2959号
人生に悩んだら論語
論語塾講師/(公財)郷学研修所・安岡正篤記念館理事長
安岡定子さん
感じたその気持ちがそのままエネルギーに変わる
先ほど窓の外に目をやったらとてもきれいな夕焼け空が見えたので、「今日の講演も気持ちよくできる」という感じがしました。私は幼稚園児や小中高校の児童生徒、それからビジネスマンなど、幅広い層の方々と一緒に、古代中国の思想家、孔子の言行を記録した古典中の古典『論語』を読んでいるのですが、いつもその冒頭で季節の話やその季節に関係する行事の話をしています。それは孔子がそうだったからです。人間は…【続きはこちらから】
社説
運を貯め、運を残していこう
魂の編集長 水谷謹人
…日本人は昔から良いことがあると「運が良かった」と言い、その逆は「運が悪かった」と言う。時代劇を観ていると「天が味方した」とか「天に見放された」という言い方をよく耳にする。随分前に参加したセミナーで「幸運」「強運」「天運」の話を聞いた。「幸運」は、自分で努力して頑張れば手に入れることができるもの。たとえば、頑張って勉強した結果、資格試験や大学受験に合格したとか。努力が報われた人は幸運な人だ。「強運」は、…【続きはこちらから】
2022年 12月19日 2958号
100歳と90歳、コラボ講演会
エッセイスト 鮫島純子さん
日本BE研究所 所長 行徳哲男さん
新1万円札のこともあって、最近よく「おじいさまはどんな方だったのですか?」と質問されることが多くなってきました。昭和6年に祖父・渋沢栄一が91歳で他界した時、私はまだ9歳でした。あの時…【続きはこちらから】
社説
止まっていた時を再び動かす「絆画(きずなえ)」
中部支局長 山本孝弘
岐阜県美濃加茂市に住む医師・渡邉詠身(わたなべ・えいしん)さんのご自宅を訪問した。ご両親が温かく出迎えてくれた。お茶の間に通されると、白衣を着た詠身さんがいた。彼は聴診器をこちらに向け、優しく笑っていた。昔からの友人と再会したような気持ちになった。詠身さんを私に紹介してくれたのは…【続きはこちらから】
2022年 12月12日 2957号
あっちでもこっちでも笑おう!
あのよ~ エンターテインメント代表/落語家
介護亭楽珍さん
さあ、愉快な「あのよ~落語」の始まり始まり!
私「介護亭楽珍」と申します。「かいごってい らくちん」と読みます。落語ですので、軽く笑いながら楽しく聞いていただければと思います。笑うってね、健康にもいいらしいですね。脳内物質のセロトニンとかエンドルフィンという脳内物質が出るそうですね。痛みを緩和させたり気持ちをリラックスさせる作用があって、これも長生きの秘訣になるんだそうで、笑っていただくというのが何よりかなと思っております。今回たくさん笑っていただいた方には…【続きはこちらから】
社説
あなたは今この瞬間を生きてますか?
魂の編集長 水谷もりひと
…ストレスの最も大きな要因はさまざまな悩みでネガティブな思いが心を占めてしまうことだ。「今この瞬間」を生きているのに、心の中は過去のことでくよくよしたり、未来のことで不安になったりする。いわゆる「心ここにあらず」という状態である。お風呂の湯船に浸かりながら仕事のことを考えたり、料理を作りながら夫のことでイライラしたり、ネガティブな思いほど長い時間、心を占め、それがさらにストレスを増幅させてしまう。そんなストレスを低減させるために…【続きはこちらから】
2022年 12月5日 2956号
諜報戦のプロから学ぶ信頼関係の築き方
日本カウンターインテリジェンス協会 代表/カウンターインテリジェンス(防諜活動)専門家
稲村悠さん
スパイも使っているコミュニケーションのテクニック
私は長年、諜報機関である公安部に勤務し、各国の諜報活動に対する取り締まりや捜査を行ってきました。国家レベルはもちろん、敵や競争相手の情報を秘密裏に得る人のことを「スパイ」といいます。スパイは重要な機密情報を盗み出すために対象者の獲得工作を仕掛けます。今日お話しするのはプロの手口と手法ですが、うまく活用すると皆さんの日頃のコミュニケーションにも活かせます。そんな角度から聞いてみてください。スパイの対象者への接近は、…【続きはこちらから】
社説
演目は「みんな悩んで大きくなった」
魂の編集長 水谷もりひと
えー、毎度、社説にお付き合いいただき、ありがとうございます。今日のテーマは「悩み」なので、暗くならないように落語調で読んでいただきたいと思います。実は、毎週毎週、次の社説は何を書こうかと悩んでおります。考えてみますと人間というものは悩む生き物です。「今日のお昼は何弁当にしようか」なんてどうでもいい悩みから、「もう死んでしまいたい」というような深刻な悩みまで、いろいろなことで人は悩みます。皆さんは…【続きはこちらから】