くるみノート

映画『デンデラ』

天願大介監督の『デンデラ』を観て来ました。
姥捨て山に捨てられた老婆が実は生きていた・・・
そんな触込みの映画でしたので、きっと女性のたくましさを描いた映画だろうと。
姥捨て山の老婆たちは浅丘ルリ子、倍賞美津子、山本陽子、草笛光子、大女優ばかり出演するのです。お婆ちゃんたちが生き延びた知恵が一杯の感動の映画だろうと勝手に思っていました。

一緒に行った水谷も「きっと面白い映画だろうな」と勘違いをして二人わくわくして行きました。
熊との闘いや、村への復習とかずっと血なまぐさい映画でした。
熊の実際の生態と映画の熊の描写がちょっと違い過ぎないかと思い、どうでも良いことかもしれないのに、熊森協会宮崎支部に所属する私には気になって仕方がなくて、アホだなあと思いながらも熊の名誉のために、日本熊森協会に問合せをしてしまった私です。

男の子にとっては面白いのかなあとも思います。老婆がデンデラ(村)を守るために闘うのですから。実際生き延びたお婆ちゃんたちならそんな闘いはせずに、静かに生きているだろうと私は思うのですが。