秋の講演会のご案内~松永信也さん

霧島読者会のとき、薩摩川内市役所企画政策部コミュニティ課の羽田美由紀さんより、秋の講演会のご案内をいただきました。
毎年、男女共同参画フォーラムを取材させてもらっていますが、今年は色々な立場の方のお話を伺うということで、松永信也さんをお呼びするそうです。
『「見えない」世界で生きること』角川学芸出版発行の著者です。
取材の前に、講師の本を読んでおくと楽しみもふくらみます。
私は眼鏡がないと目の前の文字がぼやけて、何が書いてあるのかさっぱり分からないので、松永さんの経験がとても役に立ちました。
目の見えない人の感性の面白さは、知らないと損だなあと思うほどでした。
一つの例として、松永さんは喫茶店でコーヒーを注文するときも、お皿の位置、パン皿の位置などきちんと頭にイメージをしています。元の位置にきちんと戻さないと、ひっくり返したりしてしまうからです。
戻すときも、カップを持つとき、小指は下に立ててソーサーの位置を確認します。
触覚のように小指を使うのです。普通は目を使い距離を測っていますが、目が見えなければ、小指でも距離を確認できるのですね。
これは、普段の生活にも大いに生かせる技だと思います。私はよくひっくり返していますので。
宮崎県ユニバーサルデザインのコンテストの審査員をして3年でしょうか。障がいのある人たちにとってやさしい社会とは健常者の人にとってもやさしいと毎年実感するのです。
10月13日(土)15:00より薩摩川内市の国際交流センターで松永さんの講演会があります。どうぞご予定に入れておいてください。