「命の授業」の腰塚勇人さん


青年会議所の主催で、宮崎で命の授業の講演会が開かれました。熱血体育教師として中学生を教えていた腰塚勇人さん。10年前のスキーの事故で首の骨を折って首から下がまったく動かなくなってしまいました。体育教師としての復帰は本人も周囲も無理だろうと誰もが思ったそうです。
「もう一度担任をしたい」・・・当時3年を受け持つはずだった矢先の出来事でした。
叶わぬ願いと思いながらも、教頭や主任の先生たちが教育委員会やPTAを説得、そして生徒たちの「また戻ってきて」の言葉に励まされて懸命なリハビリに取り組みました。
控え室でお会いしたとき、先入観から車椅子だと思っていた私は「あれっ、車椅子だと思っていました」とバカな第一声を放ってしまいました。写真のとおり、ちゃんと立っておられるし、演壇でも椅子にかけることなく2時間の講演をこなしていらっしゃいました。
スタッフの小牧の取材の姿勢も褒めてくれました。仕事を褒めてくださる講師の方は滅多にいません。腰塚さんの著書にもあるように
「口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言う為に使おう」
言葉どおりを実践されている方でした。