バックナンバー

紙面サンプル(PDF) 見本紙1  見本紙2

2021年2月8日 2870号

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大人に絵本を
絵本セラピスト協会代表
岡田達信さん
大人は絵本からメッセージを読み取る


…僕は大人に絵本を読んでいます。大人に絵本を読むと何が面白いかと言うと、子どもと全く違う反応をするところです。大人は年齢分の人生経験、価値観、知識があるので、絵本の行間も読み取ります。だから同じ絵本を読んでもみんなそれぞれ違う感じ方をするんです。そもそも僕が絵本を読むことが面白いと思い始めたのは、…【続きはこちらから】

社説
どこかにメッセージを忍ばせておく
魂の編集長 水谷もりひと


…長い付き合いの友人でも、その人の子ども時代のことは意外と知らないものである。先日、50代の女性の友人から「保育園の頃、アンヌ隊員に憧れていた」「将来はスカウトされてウルトラ警備隊に入れると思っていた」という話を聞いて驚いた。僕自身も小学生の頃…【続きはこちらから】

2021年2月1日 2869号

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遊びは人の希望
富山・イタズラ村・子ども遊ばせ隊 代表
早川たかしさん
「サソリの標本」が不登校の子どもの心を動かした!


…友人の保育士「えっちゃん」から「早川先生、どうしよう」と手紙が届きました。えっちゃんの息子が小学校に行かなくなってしまったというのです。私は教務主任の職についており、とりあえず、「サソリの標本」に「これを見て元気出してね」とバカなことを書いて送りました(笑)。えっちゃんは「早川先生が変なものを送ってきたぞ」と思いながら「標本」を開けました。開けた瞬間、「仕掛け」の五円玉が…【続きはこちらから】

社説
出会ったことのない自分と出会う年に
魂の編集長 水谷もりひと


…2017年から「そごう・西武」は新聞各紙(※掲載していない全国紙もあります)の元日号に全面広告を出している。企業のメッセージテーマは『わたしは、私。』である。今年の広告は、昨年6月から11月までの半年間の、店舗販売実績が印字されたレシートの写真だった。そこには…【続きはこちらから】

2021年1月25日 2868号

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みんなが知れば必ず変わる
環境活動家/「地球を守ろう」代表
谷口たかひささん
日光まで走る車夫を見てベルツ博士が気づいたこと


…このままのペースで二酸化炭素が排出されると、7年3か月後には地球の温度が1.5℃上がると警告されており、そうならないために国連が二酸化炭素の排出量の目標値を定めています。しかしそれは、誰もが実現不可能と思える数字でした。でも、去年はそれを見事達成できたんです。なぜか?理由は…【続きはこちらから】

社説
亡き恩師がくれた恩返しの宿題
中部支局長 山本孝弘


… 中学2年の時の担任を、みんな「光俊先生」と呼んでいた。苗字は「神谷」だが、「神谷先生」と呼ばれているところを見たことがない。教員の間でも「光俊先生」と呼ばれていた。光俊先生は体育教師でサッカー部の顧問もしており、常に竹刀を持ち歩いていた。生徒に恐れられていたが、…【続きはこちらから】

2021年1月18日 2867号

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食は文化
和食大使/医学博士
服部幸應さん
日光まで走る車夫を見てベルツ博士が気づいたこと


…私は食育推進評価専門委員会の座長をしていることもあって、そのPRをしながら日本全国を回っています。ある時、ご一緒した文化庁の方に聞いたんです。「ところで、日本食は文化としての位置づけでいいんですよね?」と。するとその方は、「実はですね、それがまだはっきりとはそうなっていないんですよ」とおっしゃるんです。私はとてもびっくりしたわけです。だって…【続きはこちらから】

社説
見回すと世の中は愛に満ち溢れている
魂の編集長 水谷もりひと


…「兵庫県尼崎市におもしろい本屋さんがある」と知人から聞いて、小林書店の店長・小林由美子さんを訪ねたのは3年前のことである。本屋で傘を売っているというのだ。2時間ほど話を聞いた。なぜ本屋で傘を売るようになったのか。また、遡って本屋をやるようになったきっかけなども。長い物語だった。年末に出版された小説…【続きはこちらから】

2021年1月11日 2866号

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その足跡を辿る
小説家
森沢明夫さん
指を失ったから「ありがとう」と言われる人生になれた


僕は小説家になる前、編集者として様々な小説や雑誌に携わり、フリーライターだった時期もありました。その時は、とにかくいろんな人を取材しに行きました。その中で出会った人の中に、「三河のエジソン」、加藤源重さんがいます。愛知県の山奥に住んでいるおじいさんです。1991年3月、機械工として働いていた加藤さんは、…【続きはこちらから】

社説
“乗り越える”とはどういうことなのか
魂の編集長 水谷もりひと


…(講演会で)『ふたたび~SWING ME AGAIN』という映画が上映された。映画の舞台は1950年代の神戸。そこに5人組のジャズバンドがあった。夢はジャズクラブの老舗「SONE」のステージに立ち、プロになること。その夢が手の届くところまできていた矢先、トランぺッター・貴島健三郎の指が思うように動かなくなった。診察の結果、とんでもない病名が告げられた。「ハンセン病」―この病気に日本の法律「らい予防法」は…【続きはこちらから】