2021年 5月17日 2883号
未来を希望でうめて生きる
作家
喜多川泰さん
幸せは「学んだこと」ではなく学び続けることで…
…諭吉さんは『学問のすすめ』の冒頭で、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずといへり」と書いています。この「天」は、ある人にとっては「神様」かもしれないし、「この世の摂理」かもしれません。とにかく諭吉さんは「天」と言いました。「あの明治の時代に、はっきりとそこまでよく言い切れたもんだ。すごい人だ」と思いました。でも、…【続きはこちらから】
社説
幸も不幸も抱き合わせてかな人生
魂の編集長 水谷もりひと
…大正4年(1915年)、45歳の(西田)幾多郎が発表した『思索と体験』というエッセイ集に、奇妙なタイトルの文章があった。『「国文学史講話」の序』である。何が奇妙かと言うと、国文学史とは全く関係のない内容だったからだ。それは「わが子の死」についてのエッセイだった。どういうことか。『国文学史講話』という本は、…【続きはこちらから】