2021年 7月19日 2891号
思考のハイブリッドの時代へ
人とホスピタリティ研究所代表/ザ・リッツ・カールトン・ホテル元日本支社長
高野登さん
10年後の自分にエネルギーをかける
私は21歳の時に渡米して、23歳の時、ニューヨークでプラザホテルという、アメリカを代表するホテルと出会いました。その時はプラザホテルのスタッフのレベルの高さに圧倒されて、「今の自分にはここで働くだけの力がない」と思いました。それで私は一晩かけて自分の今の状況を「棚卸し」してみました。知識、スキル、英語力、人間関係など、一つひとつ「棚卸し」してみたら…【続きはこちらから】
社説
ダメでいいじゃないかと言える大人
魂の編集長 水谷もりひと
自分が言った言葉に対して、「うまいこと言ったなぁ」と思う時がたまにある。知人が3年連続で教員採用試験に落ちた。いつも溌溂(はつらつ)とした、笑顔の素敵な女性だ。大学院まで出ている。子どもが大好きで、「小さい頃から先生になるのが夢だった」と言っていた。彼女が教師になれないのは、地元の教育界にとって大きな損失だと思っている。だから彼女にこう言ってあげた。「頑張っているのになかなか結果を出せない子どもがいる。一人で苦しんでいる子どももいる。君は将来…【続きはこちらから】