バックナンバー

ホームバックナンバー ≫ 2022年 3月7日 2920号

2022年 3月7日 2920号

null

ちょっと休憩、いいはなし。
公益財団法人修養団 常務理事/伊勢青少年研修センター 所長
武田 数宏さん
大根1本500円!「想い」で売った子どもたち


…私の故郷である福島県が東日本大震災に見舞われました。「大変なことになった」と思いながら故郷に帰り、同級生たちと会いました。みんな農家です。一緒にお酒を飲んでいると、一人が、「うちの孫がな、『じいちゃんの作った野菜は放射能が付いているから食わねぇ』って言うんだ。こんな悲しいことがあるか!」と涙を流しながら言いました。福島の農産物がひどい風評被害を受けて売れなくなっていることは私も聞いていました「収穫した野菜はどうしてるの?」と聞くと、「捨てるしかねぇ」と。それで思わず私は、…【続きはこちらから】

社説
どんな仕事にも共通していること
魂の編集長 水谷もりひと


「最近、講演家を名乗る人が増えてきたが、講演家とは職業なのか?」とある飲み会でこんな議論になった。日本講演新聞の編集長なので、意見を求められた。2003年にミリオンセラーになった村上龍著『13歳のハローワーク』(幻冬舎)には、「画家」「登山家」「作家」「音楽家」など、「家」の付く職業も数多く紹介されているが、「講演家」という職業名は載っていないようだ。本来、講演会の講師には本業がある。その成功体験や専門知識を語るのが講演会なので、その本業が職業だろう。だから今まで「講演家」という職種はなかった。そもそも職業とは…【続きはこちらから】