2022年 9月26日 2947号
嘘を実に
歴史小説家
今村翔吾さん
街の本屋から歴史小説の世界へ
…私は大学生になっても一作も書くことはなく、卒業してからは家族の経営するダンススクールでインストラクターとして働き始めました。この会社がちょうど事業を急速に拡大していたこともあり、それからは多忙な生活が続きました。朝8時半までに出勤して、夕方の5時くらいまで内勤の仕事をします。それから各地の教室へダンスを教えに行くわけです。早い日で帰るのが夜10時半、冬場に遠方の教室に行くときには、積雪の影響で深夜1時、2時になるのも普通でした。私はダンスがそんなに好きではありませんでした。それでも…【続きはこちらから】
社説
マイナスの心が芽生えたらプラスの行動を
中部支局長 山本孝弘
電車に乗る時に交通系ICカードを使う人が増えてきた。時代に乗り遅れた私は未だに切符を買う。窓口が混んでいない時は、切符の自販機ではなく窓口で買う。そこで一言二言駅員と話すのが好きだ。私がよく使用するT駅には手ごわい駅員がいる。体格は力士のように大きく、歳は40歳前後だろうか。毎回とても機嫌が悪い。初めてやり取りをした時は腹立たしくなった。でもこれは因果応報かなとも思った。というのも20代の頃…【続きはこちらから】