2023年 7月10日 2984号
前向きな凸凹(でこぼこ)家族
コピーライター/沖縄国際大学産業総合研究所特別研究員
平岡禎之さん
わが家にいる火星人の話をしよう
わが家は、私を除く家族全員が発達障がいです。家族の間では、発達障がいの当事者のことを「発達凸凹(でこぼこ)」、あるいは「火星人」という表現をしています。最初に「発達障がいとは何か?」という「おさらい」をさせてもらいます。わが家では、発達障がいではない人、いわゆる定型発達の人を「地球人」と呼んでいます。そういった人たちは発達の仕方が標準で、いろんな分野の発達が平均的です。一方、発達に凸凹がある人…【続きはこちらから】
社説
ポジティブな思い込みで生きていこう
魂の編集長 水谷もりひと
…老衰で亡くなる人は、その昔、極めて少数だったが、2001年以降、死因ランキングをじわじわと上りはじめ、2018年、ついに「脳血管疾患」を抜いて3位になった。もし神様が「あなたはどれを選びますか?」と問い掛けてきたとしたら、あなたは何を選択するだろうか?「私はがんになったけど、がんでは死なないの」と宣言した女性の話が、作家・三浦綾子さんの『忘れえぬ言葉』(小学館)というエッセイ集の中にあった。戦時下の1940年代初頭、三浦さんは小学校の教師をしていた。戦後すぐに三浦さんは病気になり教職を辞したが、…【続きはこちらから】