とね書

資質と才能 

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長女が塾の講師のバイトをすぐにやめた。
自分が解けることと、それを上手く教えることは
まったく違う能力が必要であったことに気づいたからだろう。
なんとも情けない話である。

バイトとはいえ、仕事は仕事。
教え方がよかろうと、悪かろうと
その費やした時間に対してお金がもらえる。

講師の教え方次第で、塾生の成績が左右される。
塾生が出した結果で、その塾の評判が決まる。
経営者からすれば死活問題であり、バイトとは言え責任重大だ。
だからこそ、その塾の方針で教えなければならない。
(子を塾に通わせる母親目線で言わせてもらうならば、
採用した時点で即戦力に充てず、研修後、現場に出して欲しい。笑)

そもそも、最初から完璧にデキる人などどこにもいない。

中村信仁さんの本にこんなことが書かれていた。
「営業に限らずすべての職業や仕事に向き不向きなどはない。」

私も「みやちゅう」のレベルに到達せず、幾度か辞めたい衝動に駆られた。
しかし上司や先輩、そして友人や家族に支えられながら
今こうして自分の作品を表に出すまでの度胸がついた。
今ようやく、自分が任せていただいている仕事が
自分に合っていると心から思える。

長女も来年度は就活に入る。
どんな船に乗って(会社に入って)
大海原を航海する(働かせていただく)か
切磋琢磨しながら大きく成長できる。
そんな目線で就活して欲しい。


資質とはもって生まれた感性であり、
才能とは訓練によって得られた能力をいう


中村信仁著 【営業の意味】より ~エイチエス(株)