とね書

昼はパン♪ パン☆パ☆パン♪

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いろいろなことを考えすぎて脳が疲れるぅーーーー

きっと今の時代、どなたでも経験のある症状ではないかなと思います。

ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、私たちは1日に最大で3万5000回の決断を下しているそうです。
決断は、どんな内容であってもストレスを伴い、脳に負担をかけます。
その疲労が積み重なると、決断ミスが生じるようになっていくんですね。

決断するというだけでも3万回以上も行っており、人とのコミュニケーションの間に生じる気遣いなどが加わると、さらに己のCPU(脳)に負担をかけていることになるわけです。

コミュニケーションで生じる気遣いや、言葉の受け取り方、感じ方というのは人それぞれで、すべては自分の思考が作り出すものです。
私の場合、割と繊細体質であるがゆえに、そこに追い打ちをかける傾向にあることに気が付きました。

一日仕事を頑張ったり、スポーツしたりすると身体が疲れますよね。そのような時に休息が必要なように、何万回もの思考を繰り返した脳も休息が必要なのです。

そこで朝の目覚めと同時に瞑想を取り入れてみようと思い立ち実践することにしました。
最近ではめっきり耳に馴染みとなったマインドフルネスという言葉ですが、ここにきて私は瞑想とマインドフルネスに違いはあるのかな?という疑問を抱きました。

分かったことは、「目的が違う」ということでした。

瞑想は、今から約5000年ほど前、ブッダが悟りを開いたときに行われていたものだそうです。(随分歴史があるんですねぇ~)
ただただ呼吸に意識を向け、頭の中を空っぽにするというもの。
なぜ呼吸に意識を向けるかというと、思考は常に動いており、頭の中を空っぽにすることはなかなか難しいものです。なのでとにかく呼吸に意識を向けることで、他の思考を寄せ付けないようにするためです。
その結果得られるものは、穏やかさや不安からの解放や不眠の解消などがあげられます。

マインドフルネスは、50年前にマサチューセッツ大学のジョン・カバット・ジン教授が瞑想を体験したことを元に独自に編み出された方法で、「今ここ」を感じるというもの。(瞑想と比べると随分新すぃ~)
湧いてきた感情に良い悪いのジャッジをせず、ただただ感じる。
その結果得られるものは、集中力や生産性が上がったり、セルフコントロールができるようになるなどがあげられます。
Appleの創始者、スティーブジョブズが習慣にしていたことは有名ですが、今や大企業や医療の現場でもマインドフルネスが取り入れられ、個々の能力をより発揮しやすい環境を整えていることは皆さんもご存じかと思います。

目的が分かったところで、これらを必要な場面で上手に使い分けることができれば脳をリセットし、穏やかで幸せな毎日が送れるのではなないかと考えました。
1年後、2年後に輝きを増した自分に出会えるのが今からとても楽しみです。

週末は趣味に没頭することで、マインドフルネスを実践しました。
ただひたすら「今ここ」を感じながらパンを捏ね、焼き上げました。
今日のランチはこのシナモンロールです。

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みなさんも是非、ご自身にあった方法で日々の暮らしにスパイスを加え、より良い日常生活をお送りくださいませ。