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取材ノート 2652号(2016/06/20)
やさしい気持ちで

編集部 増田翔子
 今週号の社説に続いて、取材ノートもテレビの話をします。

 先日、久しぶりにテレビをつけると面白い番組が放送されていました。フジテレビ系列『クイズやさしいね』という番組です。

 クイズ番組というのは、知識を問われるのが普通です。しかし、この番組では「やさしい気持ち」があれば答えられる問題だけが出されます。

 では、実際にどんなクイズが出題されているのか? 四つほど紹介しますので、皆さんも「やさしい気持ち」で考えてみてください。

 ①スーパーマーケットで、パン売り場がレジの近くにあるやさしい理由とは?

 ②温泉旅館の部屋にお菓子が用意してあるやさしい理由とは?

 ③東京タワーが月に一度、上半分のライトを消すやさしい理由とは?

 ④手ぬぐいの端が縫われていないやさしい理由とは?

◎          ◎


 それでは解答です。

 ①の答えは「パンが潰れないようにするため」。確かにレジの近くにパン売り場があれば、パンを買うのは最後になるので他の商品の下敷きにならないというわけです。

 ②の答えは「温泉で具合が悪くならないように」。旅行ということで、長時間バスや電車に揺られたお客様は温泉で癒やされたいはずです。ところが空腹のまま温泉に入ると、気分が悪くなることもあるそうです。それを防ぐため、部屋にお菓子が置いてあるのです。

 ③の答えは「満月の美しさを際立たせるため」。東京タワーのHPにはライトアップの日程も公開されているようです。

 ④の答えは「傷の手当をするときに簡単に裂いて使えるように」。昔の日本人は常に手ぬぐいを持ち歩いていました。外出中にケガをしてしまったら、手ぬぐいを裂いて包帯代わりにしたといわれています。

 このように、これまでのクイズ番組とはひと味違い、「やさしい気持ち」があれば答えが浮かぶというわけです。正解すると、知識を問われるクイズで正解するよりも、一段と嬉しくなります。

 この番組にはもう一つ面白いルールがあります。

 普通のクイズ番組では正解数の多い人が優勝となりますが、この番組では、司会の内村光良さんが選ぶ「一番やさしい解答をした人」が優勝なのです。その決め方からも「やさしさ」が感じられます。

◎          ◎


 今まで見落としていた「やさしさ」に気付くと、自然と「ありがとう」の気持ちが生まれるのではないかと思います。

 皆さんの身の回りにも、きっといろんな「やさしさ」があふれていることでしょう。ぜひ日常のちょっとした「やさしさ」を探してみてくださいね。
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2723号2017年12月18日発行

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