ホーム記事一覧取材ノート

取材ノート 2741号(2018/05/14)
年上の女子高生

編集部 野中千尋
 最近、あるメキシコの女子高生がニュースになったのをご存知ですか?

 その女子高生の名前はグアダルーペ・パラシオスさん。メキシコ南部チアパス州の公立高校に通い、クラスでは「ドナ・ルピタ(ルピタさん)」という愛称で呼ばれる人気者です。

 授業では熱心にノートを取り、ダンスの授業でも活躍する頑張り屋の生徒なんだとか。
 フランスの通信社「AFP」の記事によると、先月4月16日、グアダルーペさんは制服の白いポロシャツと黒のスカートで初登校。上からピンクのカーディガンを羽織って自分らしさを出したそうです。

 ここだけ切り取るとごくありふれた高校生の入学風景に思えます。でも実はグアダルーペさん、御年96歳。誰よりも年上の女子高生だったのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~


 貧しい家庭に育った彼女は、家の畑の手伝いに明け暮れる子ども時代を過ごし、学校には通えませんでした。

 成人後は市場で商売をし、計算はできるようになりましたが、読み書きを学ぶ機会はなかったそうです。

 そこで92歳の時、一念発起して読み書きの講座を受講。しかもそこで歩みを止めません。さらに小学校の成人向けコースに申し込み、4年足らずで中学校の課程まで修了してしまいます。

 その後、普通の公立高校に入学し、80歳年下のクラスメイトたちから拍手で迎え入れられたのでした。

 「今ならボーイフレンドに手紙も書けるわ」と笑顔で話す姿が素敵なグアダルーペさん。「すごいなぁ!」と思わず声に出してしまったのは、記事の最後の一文です。

 「そんなパラシオスさんは、既に高校卒業の先を見据えている。100歳の誕生日までに卒業し、いつの日か幼稚園の先生になることが夢だそうだ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ちなみに、ブルガリアでも78歳の男性が小学校に入学していたり、オーストラリアの大学では97歳という史上最高齢で4つ目の修士号を取った男性がいるそうです。そんな話を聞くたび「学ぶことに年齢は関係ないんだな」とあらためて感じます。

 昨年本紙に掲載された脳神経外科医・上田孝先生いわく、人間の脳神経細胞にはものすごい「可塑性」があるそうです。形を変えられる粘土のように、脳も刺激を与えるほどできることが増えていきます。その上、何歳になってもその勢いは衰えないといいます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~


 私も今まで勉強していなかった事や「今からじゃ遅いな」と思っていた事に挑戦してみたくなり、その一歩になりそうな講座に応募してみました。ドキドキしながら結果待ちです!

(編集部/野中千尋)
お友達紹介
最新号

2740号2018年07月16日発行

カレンダー
<前月  2018年05月  翌月>
 
 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
 
 
ブログ
  • 水谷もりひとブログ
  • くるみノート
  • とね書
  • スタッフブログ