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取材ノート 2778号(2019/02/25)
「読み聞かせ」の子育て

編集部 重春文香
 「うんこおっぱい」というセリフがある絵本を読み、3歳になった私の娘がそのような言葉を連発するようになりました。

 娘は絵本が大好きで、2歳前にはおしゃべりも上手になり、最近では絵本に出てくる文字に興味を持ち始めました。

 絵本の影響力はすごいと思う反面、下品な言葉が出てくる絵本を読むことに疑問を抱いていました。

 そんな時、宮崎市で読み聞かせ講座があると知り、参加しました。

 「何のための読み聞かせ?」というお話の中で、宮崎子どもと本をつなぐネットワークの浅部和子さんは「読み聞かせが未来を担う人づくりになる」とおっしゃっていました。
 浅部さんは「子どもの心は地域で育てる」という思いで、小中学生に読み聞かせを行っています。

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 読み聞かせの原点は「語り」。つまり、囲炉裏を囲んで、大人が子どもに「むかしむかし…」と物語る、とてもアナログな行為だったそうです。

 浅部さんがある小学校に読み聞かせに行った時、ひとりのお母さんがタブレットPC端末に絵本のデータを入れて子どもたちに読んであげていました。

 「これでは演劇をテレビで観ているようなもの。実際の絵本を持って、絵本の大きさ、ページをめくる音から臨場感を味わえる、そんなアナログの世界で語ってあげてほしいですね」と浅部さんは言います。

 講座中、こんな話が出ました。「子どもが長い絵本を持ってくるが、途中までしか聞いていない。そして次の日も『最初から読んで』と言ってくる」。

 私もこの話に共感しました。私の娘も大人向けの難しい絵本にハマっていた時期があり、読み終える前に次の絵本を持ってきたり、内容を理解できているか分からなくて、読んであげることにためらいを感じていたからです。

 浅部さんによると、家庭での読み聞かせはスキンシップが目的で、子どもたちが「自分のために時間を割いてくれた」という愛情を感じることが大切なのだそうです。

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 冒頭の私の疑問も述べたところ、「お母さんが楽しそうに読んであげることが一番」と言われました。そして薦められたのが『うんちっち』(あすなろ書房)という絵本でした。

 「うさぎのこ」が言える言葉はたった一言、「うんちっち」。ある日、オオカミが聞きます、「ぼうやをたべてもいいかい?」。うさぎのこは答えました、「うん ちっち」。そして、オオカミはぺろり…。

 まさかのストーリー展開とうさぎの愛らしさに何度も読みたくなる絵本でした。もちろん娘にも大ウケ! またひとつお気に入りの一冊が増えました。

(編集部/重春文香)
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