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取材ノート 2782号(2019/03/25)
応援せずにはいられない

編集部 村中愛
 先日、宮崎市で行われた「ドリームプランプレゼンテーション宮崎大会2019」を取材しました。

 これは、10分間という時間の中で、プレゼンターが自身の夢を発表するイベントです。プレゼンターは夢を語るだけではありません。ドラマ仕立てにした「夢が叶った世界」の映像を事前に制作し、それを流しながらその場で本人がナレーションを交えます。そして、その姿を見た観客の誰もが応援したくなるようなプレゼンテーションを行うのです。

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 当日は選考を突破した8人が登壇しました。どのプレゼンテーションも素晴らしかったのですが、私が最も応援したくなったのは宮崎大学医学部4年の若林大智さんでした。

 若林さんは、「自己免疫性皮膚疾患」という病気を持って生まれました。治療法が確立されていないため、症状を抑えるための対症療法やつらい食事制限を行いながら病気とともに生きてきたそうです。

 大学に入り一人暮らしを始めたことがきっかけで病態が急激に悪化。皮膚炎でひどい炎症を起こした顔を「人に見られたくない」という思いからひきこもるようになりました。

 そして、「どうせ治らないならこの体を壊してしまおう」と自暴自棄になり、お酒に溺れ食事制限もやめてしまいます。

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 転機は難病のクローン病を自ら克服された男性との出会いでした。

 男性の話を聴いて、「自分の病気も治るかもしれない」という希望が湧いた若林さんは、その話を参考に治療に取り組み始めます。すると体にみるみる変化が現れ、病気を克服することができたのです。

 その後、自身の経験をブログで発信すると大きな反響があり、全国から講演に呼ばれるようになりました。

 そんな若林さんの夢は「難病克服カフェ」を開くこと。

 「食・笑い・思考」を主体とした自然派医療を行い、無農薬野菜を使用した「病気を手放すランチ」を提供。また、難病を克服された方による講演会を開催するなど、「自分の経験を生かして難病克服のサポートをする」という夢を具体的に思い描いています。

 最後に「『病気を生まれ持ってきたせいで、父と母の自由な時間を奪ってしまった』という罪悪感を背負って生きてきた。でも、プレゼンを終えた今、その罪悪感を手放すことができた」と涙ながらに話す若林さんの姿に心を打たれました。

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 若林さんは、この冬故郷の岡山県で「難病克服カフェ」を期間限定でオープンすることが決まったそうです。夢に向かって大きな一歩を踏み出した彼を、これからも応援し続けていきたいです。

 そして、自分の「夢」は何なのか。私も真剣に考えてみたいと思います。 

(編集部/村中 愛)
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