ホーム記事一覧転載・過去・未来

転載・過去・未来 2786号(2019/04/22)
その112 「ハガキ道」をゆく~「上手に書こうとしない」が続けるコツ~

「ハガキ道」伝道者 坂田道信
 私の「ハガキ道」人生は29歳の夏から始まりました。

 昭和46年8月、四国・松山での教育学者・森信三先生の学習会に参加させていただきました。そこで「複写ハガキ」を書くことの大切さを教わりました。

 「複写ハガキ」とは、簡単に言うと、カーボン紙を使ってハガキに複写して書くことです。

 そうすると、控えが自分の手元に残ります。それが人生の日記になったり、心の歴史になったり、子孫にそれとなく伝える遺言にもなったりします。

 私はあれ以後、「複写ハガキ」と一心同体の人生を送るようになりました。

 複写ハガキと辞書をいつも手元に持っていて、少しの時間があると書いています。

 新幹線の中、駅の待合室、ホテルのロビーなど、ちょっとしたところで書ける手軽さもいいです。

 もし、無心で、楽しそうにせっせと複写ハガキを書いている男がいたら、それはきっと私です。私じゃなかったら、私の友だちです。

 「ハガキ道」人生のおかげで、豊かなネットワークができました。

 今では、年賀状で毎年100万円以上のお金を使っています。たくさんの年賀状が来るからです。
 すべての年賀状の返信が終わるまでに3月くらいまでかかってしまうこともあります。
 私は1年かけてハガキ代の100万円を貯めるんです。たくさん買っても割引はありませんが、それでも年賀状を買ってはせっせと書いています。

 国会議員にも、「複写ハガキ」を書く友人がいます。その人たちは、選挙ではすぐに「当確」が出ます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~


 複写ハガキを書くようになって、見えない心の世界についても考えるようになりました。

 その中で、「人生は全て最後は帳尻が合うようになっている」とか、「人と比べながら生活しても幸せにはなれない」とか、そういうことが分かってきました。

 比べると必ず不満や不平が出るんですね。比べる世界で生きる人は、どんなに成功しても幸せにはなれないのです。

 そして、私は考えるようになりました。「自分しか歩けない独自の世界がある。それを見つけるのが人生の前半」だと。

 「そして後半で、それを生かして周りの人を幸せにする」のです。

 人は、気持ちのいいところ、楽しいところ、嬉しいところに集まります。そういう関係を自分の周りに広めていけば、幸せな人生は自然に集まってくるのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~


 今日から、誰か新しい人と出会ったら、帰ってハガキを書いてみませんか?

 できたら複写ハガキが楽しいですよ。誰にどんなことを書いたかが手元に残りますから。

 続けるコツはただ一つ、「上手に書こうとしないこと」。下手でいいのです。上手に書こうとすると続きません。

 それから、書くのは朝がいいですね。夕方や夜というと、ストリップとか、いかがわしい風俗が始まるし、なんとなく後ろ向きな空気が流れているような気がするんですね。

 でも、朝というのは前向きな感じです。ですから、ハガキも朝早起きして書くのがいいと思うんですね。

 この前、福岡でこのお話をしていたら、「でも博多では朝からストリップやってますけどね」と言われました(笑)。

(2008年1月1日号、1月14日号より)


2786muryo.jpg
お友達紹介
2786号
    カレンダー
    <前月  2019年04月  翌月>
     
    1
    2
    3
    4
    5
    6
    7
    8
    9
    10
    11
    12
    13
    14
    15
    16
    17
    18
    19
    20
    21
    22
    23
    24
    25
    26
    27
    28
    29
    30
     
     
     
     
    ブログ
    • 水谷もりひとブログ
    • くるみノート
    • とね書
    • スタッフブログ