私は、人前で話すことがとても苦手です。
この世で一番キライなことかもしれません。
それは高校時代に遡るある事件がきっかけなのですが、
それ以来自信を無くし、人前で話すことを避けてきました。
それは今もなお続きます。
正直、一体こんなことをして何の意味があるのか
とさえ思うこともあります。
その機会が訪れるたびに、極度の緊張が走り、
自分の無知さを知らされるし、
臨機応変の無さを知らされる。
どうしてこんなにもコトバが出てこないの!?
私はもっとこんな風に伝えたかった!
頭悪すぎ!
と言いたくなる程、
後から後から心の中にはコトバが山ほど溢れてくるんです。
ところで、先日読んだ本の中に興味深い一節を見つけました。
ひょっとしたら私が人生でやるべき使命が見つかるのでは、
と未来が明るくなった文章に出合いました。
以下、抜粋
人生で一番頭が良いのはいつか。
実は、五十代の半ば以降なのだ。
ヒトの脳のありようから見れば、
人生のピークは意外にも遅くにやってくる。
その年齢に、連想記憶力を最大にする。
これは物事の本質や、人の資質を見抜く力である。
孔子は、自らの人生を省みて
「五十而知天命」と語ったと、論語にある。
五十代半ばの脳は、平たく言えば、
「世の中の十の事象のうち、二しか見えない」脳である。
しかしその二が、脳にとって最も必要な、エクセレントな二なのだ。
余計なものが見えないので迷いがない。
物事の本質が面白いように見え、自らの資質を知る。
我がなぜここにいるかを悟る。
黒川伊保子著 夫婦脳より ~新潮文庫
ひょっとしたら私は人前で話すことよりも、
人のお役に立てる、もっとすぐれた能力があるのかもしれない。
と、チラリと思ったけれど、ここを追求してみないことには
今後の人生に大きな差が生まれる気がするので、もう少し頑張ってみよう。笑
五十代半ば、私の【エクセレントな二】は何を見つけるのだろう。。。
未来に恋をしそうだ 笑