たぬきコーチの自然の法則 2535号(2013/12/16)
その12(終) リンゴの木にはリンゴ ミカンの木にはミカン まずは、自分が何の木か知ることが大事
ユーアンドミークリエイト㈱代表取締役 古賀弘規
今回の自然の法則は「リンゴの木からはリンゴしか採れない」 当たり前のことなのですが、ここには深い意味があります。
リンゴの木をいくら育てても、そこにミカンはできない。これはみなさんお分かりでしょう。
なのに私たちは、なぜか自分がリンゴであるにもかかわらず、一生懸命ミカンを育てようとしていることが多いのです。
よく言われる言葉に、「成功するためには、まず成功した人のまねから入りなさい」というものがあります。
これをそのまま受けると、「自分がリンゴであってもミカンを育てなさい」、そういう風に聞こえるかもしれません。
しかし、実はそうではないのです。
まねから入る本当の理由は、まずあなたがリンゴなのか、ミカンなのか、それをはっきりさせるためなのです。
まねることで、それがはっきりするのです。
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ほとんどの人は自分が何者か分からないまま一生を過ごしてしまうのではないでしょうか?
自分が何者かを探求するために「自分探しの旅」に出る人もいますよね。
実は、自分が何者か分かるためには、人のまねをして「自分はミカンではない」ということに気付くことが近道なのです。
しかも、まねをすると、「自分はミカンじゃないけど、このミカンの甘さはいただきだ」と気付くことができます。
その上で自分がリンゴだと分かれば、いつまでもミカンの味ばかりを追い求めていてはいけないことが分かるでしょう。
今度はリンゴの味を追求していくことに集中すればいいのです。
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「他人であるな、自分でいよ」という言葉があります。
これは自分というものを磨き上げなさい、ということです。これが最終的にあなたが行わなければならないことなのです。
あなたは自分が何者か、それを自覚していますか?
リンゴなのにミカンになろうとしていませんか?
自分は一体何者であるか、このことをしっかりと自覚しましょう。
■たぬきコーチの自然の法則 その12
自分が何者かを知ろう。そしてその道を追求しよう
(終)