水谷もりひとブログ

水谷もりひとブログ

これから日本はどうなるんでしょうかね。

みやざき中央新聞では政治的な記事はほとんど載りません。
そういうのは大手日刊紙やテレビのニュースにお任せしています。

政治って何が正しくて何が間違っているかという二元論で語られることが多いですよね。
たとえば、今国会で争点となっている安全保障関連法案。与野党で真っ向から対立しています。
この問題も、僕としては何が正しくて何が間違っているのか分からりません。

朝日新聞も毎日新聞も安全保障関連法案に反対する意見ばかりが載っています。
これはちょっとあまり気持ちのいいものではありません。
普通に考えて、与党が戦争することを前提にこの法案を成立させようと思っているとは思えないからです。

しかし、この法案が通ってしまうと、日本が戦争したくなくてもアメリカが「ああしてくれ」「こうしてくれ」と無茶な要求をしてきたとき、今までは憲法9条を盾に断ることができましたが、これからは「安全保障関連法ができたじゃないか」と言われると、日本もやらざるを得なくなります。
つまり、アメリカの言いなりにずるずると引っ張りまわされるのではないかという心配があります。

先日、「日本の自衛隊は戦後一人も殺していない、これが誇りだ。しかし、この法案が通ると自衛隊も殺人に加担してしまう」という、ある自衛官の主張を毎日新聞が載せていました。
つまり、日本は今まで目の前で戦争が起こっていても、一切関わってこなかったことを誇りに思っているのです。

う~ん。

たとえば、親から「暴力は絶対にいけないよ。争いごとに関わってはいけないよ。清く正しく生きるんだよ」と言われて育った子どもがいるとします。
その子はどんなトラブルが起きても、話し合いで解決するために一生懸命勉強しました。

ある日の夜、公園の近くを歩いていました。すると3人のヤクザが女性を囲んでいます。
強姦されそうです。
彼は勇気を出して「やめたまえ。そんなことをすると逮捕されるぞ。法律違反だぞ」と説得しました。
しかし、そんな正論が通用する相手ではありません。

彼は非暴力主義者です。一切手を出しません。
それで、3人のヤクザにフルボッコされてしまいます。そして女性は車に乗せられそうになりました。
そこにヤクザ風の男がやってきました。
「てめぇら、何やってんだ」と。

3人のヤクザはその男に投げ飛ばされ、女性は助けられました。

その正義感の強いヤクザは、武道をやっていたこともあってケンカにも強かったのです。

このたとえ話は、ジャーナリストの長谷川豊さんがブログで安全保障関連法について説明していたものです。

長谷川さんは、悪いヤクザもいいヤクザ(高倉健みたいな)も、ヤクザであることには変わりはないといいます。
そして、もうすでにその女性は夜道を一人で歩いていて、目の前にいる悪いヤクザがこっちを睨んでいる。それが今の日本の状況なのだと言います。おそらく悪いヤクザは中国や北朝鮮のことでしょう。

これはイデオロギーも絡んでくるので、反対派と賛成派がお互いの意見を理解し合うことは無理だと思いますが、無知な人間としては基本的な知識を学んだうえで、気持ち的に「そうだよね」と思えるほうに傾きます。

長谷川豊さんのブログ、なかなか説得力ありますよ。
ちょっと覗いてみてください。