水谷もりひとブログ

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難しい本を読もう。

執行草舟さんの『憧れの思想』という本の冒頭にこんなことが書かれてあります。

「憧れには人間の実存のすべてがある。人間とは、憧れのゆえに生き、憧れのゆえい死する存在なのだ。憧れは燃えさかる悲しみである。つまり、それは我々人間が生きるための
本源的躍動ということに他ならない」

「?」という感じの文章ですが、なぜかこの文章にしびれてしまいました。


「執行さんの本は難しい」という人がいますが、本は「ちょっと難しい」くらいがちょうどいいそうです。

書いてある内容が分かる本は、今の自分のレベルと同じなので、知識を得られても自分の進化にはならない。

執行さんの薦める本の読み方というのは、魂のレベルを上げるため。
だから人から薦められた本で、難しい本がいいわけです。

読むポイントは「わかろうとしないこと」です。
読書とは共振です。

難しかったら「難しいなあ。何にも分からないや」と感じることが大切だと執行さんは言います。「読書力をつけるにはそれが一番の方法です」と。

不思議なことに、難しい本に触れていると、そのうちだんだん
分かってきます。これが魂レベルが上がっている証拠です。