水谷もりひとブログ

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執行草舟の「運命論」

生命をこの肉体に宿した人間が考えなければならないのは
「この生命を何に燃焼させるべきなのか」ということです。
冒頭から人生の目的論になってしまいましたが、
そのための人生であり、そのための肉体であり、そのための生命なのです。

つまり人の役に立つこと、世の中の役に立つこと、です。

ただ、これを成し遂げたと思えることはなく、
ほとんどの場合、人生が終わった後、評価されるものなのです。
だから本人には分かりません。
ということは、世間の評価とか、人の目とか、結果とか、成果とか、成功とか、
そんなことは考えないで、捨て身になって生きていくしかないのです。

まさに歴史に名を残した人物はみんなそうだったのです。
未完で人生を終えた人がほとんどです。
しかし、後世の人がその人を評価したから名が残っているのです。
たぶん本人はそれを知らない。

生き切る、やるべきことはこれだけ。
それが自分の運命だと信じて。
何かのために、誰かのために、世の中のために。

これを執行草舟氏は「骨の思想」と呼びました。
その反対が「肉の思想」です。
肉体が喜び、肉体の欲望のままに生きる生き方です。

「骨の思想」とは、志に生きるということです。
燃焼させた結果、残るのは「骨」です。
肉体が朽ちても、「骨」、すなわち志、愛、精神といったものは次の世に残るのです。

だから、運命とは死して完結するのです。

執行草舟さんのオンライン講演、あります。
https://nikko-shinbun.com/selectkoenkai5

(執行草舟著『人間の運命』第二章「運命と骨力」の超約)