はじめての執行草舟
初めての執行草舟執行草舟さんは、菌の研究家です。
株式会社日本生物科学という会社の社長であり、
株式会社日本菌学研究所の社長でもあります。
「日本生物化学」という会社は、菌製品の研究・開発・製造・販売及ひ?啓発活動をやっている会社です。
「日本菌学研究所」は川崎に工場があるのですが、菌のサプリを製造している会社です。
この二つの違いがよくわかりません。
執行さんの原点は小学１年生の時に呼んだ山本常朝著『葉隠』です。
佐賀藩士・山本常朝が語り、弟子がまとめた「武士の精神」「武士の心得」の書です。
この本で出合った６歳の執行さんは雷に打たれたような精神状態になり、
以来70年近く武士道を貫いてきました。
中身を理解したのではありません。
山本常朝の魂に触れたのです。
その後も執行少年は小学生でありながら文学を次々に読破していきます。
カントの『純粋理性批判』
鈴木大拙の『日本的霊性』『禅と日本文化』
「何もわからなかった。しかし読み通したという誇りはその後の財産になった」と執行さん。
高校３年の時、電車の中でいつも一緒の車両に乗る女子高生に恋をしました。
しかし一度も声を掛けることなく、卒業と同時にお別れです。
大地が避けるほど悔しい思いをした執行さんは、悔しくて悔しくて・・・
アーノルド・トインビーの『歴史の研究』全25巻を読破しました。
しかも英語の原書です。
読み終えたとき、３週間ほど、目が見えなくなったそうです。
そして、彼女への未練と後悔はすっかり頭から消えたそうです。
２回目の失恋は社会人になってから。
好きだった彼女にフラれてしまいました。
執行さんは、腹を切ろうと、神奈川県の三浦半島にある城ケ崎の岩礁に立ちます。
そのとき、突風にあおられ、バランスを崩し失敗。
精神を落ち着かせ、もう一度腹を切ろうとした瞬間、水平線から上ってくる太陽の美しさに見とれて
「もう少し生きてみよう」と思って、自宅に帰ったそうです。
執行草舟さんのオンライン講演、あります。
https://nikko-shinbun.com/selectkoenkai5