「これこれ詐欺」には騙されよう!
50歳を過ぎてから人生を変えるような本や講演CD、映画とかがあります。あまりにも感動し、意識が変わるきっかけになったものなので、
「これ、20代、30代のときに出会えたらよかった」と思ったりします。
それで、20代の子たちに勧めたりするのですが、あまり興味関心をもってくれません。
今の自分だったら、誰かが「これ、いいよ」「これ、感動した」と言って勧められるとわくわくして、素直に受け入れるのに、なんで若い子たちは流してしまうんだろうって思ったりするわけです。
その答えは簡単。
はい、自分も20代、30代のとき、先輩から「これ、いいよ」「これ、感動するよ」と言われても、興味関心を示さず、流していたからです。これが世の常なのかもしれません。
しかし、中には40代、50代で夢を実現させて、大成功している人たちがいます。
彼らはきっと若い頃から何事にも興味津々で、人から勧められたことは素直に何でも受け入れ、その結果、失敗したことも含めて、それらがその人を成長させてきたことは間違いないでしょうね。
彼らに共通しているのは、アホ性です。アホなくらい素直だから、何でも受け入れ、そして失敗しても誰も恨まず、また人の真似をしたり、人から勧められたことを受け入れて実践し、結果的に人間としての器を大きくしていったのだと思います。
こういう人はごくまれにいます。
しかし、賢い人。いい大学を出て、頭のいい人はなかなか先輩の「これこれ詐欺」には引っ掛からないものです。
「これこれ詐欺」とは、先輩が言う「これ、いいよ」「これ感動するよ」「騙されたと思ってこの本で読んでみぃ」「騙されたと思ってこの映画見てみぃ」と言っても、彼らは頭がいいので、騙されません。
ちょっと残念です。