人たらし
「人たらし」という言葉を聞いたことがありますか?あまり聞きなれない言葉ですよね。
それでは「女たらし」はどうでしょう?
「女たらし」というとどんなイメージが湧くでしょうか?
「みやちゅうの水谷さんって女たらしよ!」なんて噂が立つと、ちょっとイヤです。
あまりいいイメージはないですね。
「女たらし」というと、「女の人にだらしがない」とか「たくさんの女の人ととっかえひっかえして遊んでいる」というイメージがあります。
でも、それは水谷さんと、水谷さんに遊ばれている女の人を客観的に見ている人の見方なんです。その人は客観的に見て、「水谷さんは女たらし」と言っているのです。
では、「たらされている女性」はどうなのでしょうか?
実は「たらし」という言葉には「だらしがない」とか「だまして遊んでいる」という意味もありますが、もう一つ、「とろける」という意味もあります。
トーストにバターを乗せて焼くと、だんだんバターがとろけますよね。
あれです。
とろけるんです。
たとえば、女性が東京からの帰りの飛行機の中で偶然隣の席に福山雅治が座ってきたらびっくりしますよね、
そして、向こうから「宮崎に観光ですか?」と聞かれる。
「いいえ、宮崎の人間です。これから帰るところです」
「そうですか、僕はプラベートで宮崎に行くんですけど、まだ夕食を食べていないので、どこか素敵なお薦めのお店がありますか?」
「えー!(どうしよう!)えと、あの~きっちょううどんとか有名ですけど」
「もしよかったら一緒にどうですか?」
「えーいいんですか?」(夫が待っているけど、まぁ、いいや)
二人で行くわけですよ。
食べ終わったあと、
「シェラトンのスィートを予約しているんですけど、僕の部屋で一緒に飲みませんか」
なんてあり得ないけど、そう誘われたら、その瞬間、夫のことを忘れますよね。
これ、とろけている感じです。
「女たらし」とは、その辺の普通の男では無理です。
話が逸れました。
実は、「人たらし」というのは性別に関係なく、その人と会ったら、たちまちその人が好きになる。その人に惚れてします。そんな魅力を持った人のことです。
一度会ったら、また会いたくなる
ずっと友だちでいたくなる。
そういう不思議な魅力を持っている人を「人たらし」というんです。
仮に、その人の悪口を言うと、その悪口を言う人の人格が疑われます。
なかなかそういう人って少ないですが、
僕の師匠である松岡浩という男も「人たらし」です。
口は悪いけど、ズバッと痛いところを言われても、温かさがあるんです。
そういう人には間違いなくお金と人が集まってきます。
斎藤一人さんもそうでしょうね。
松崎加奈子さんもそうですね。
一度会うと、大好きになってしまう。
で、その人たちから教えてもらったことで、共通していることがあります。
お金と人がなぜ集まってくるのか。
教えてもらいました。
お金と人が引き寄せられてくる秘訣は、お金のことを考えないということです。
目の前の人を喜ばすことだけをいつも考える。
お金のことを考えるとどうしても、損得勘定で見てしまいます。
損得勘定で見ると、かならずお金も人も逃げていくそうです。
目の前の人をいかに喜ばすか、いつもその視点を持つ。
「人たらしの」基本中の基本です。