水谷もりひとブログ

水谷もりひとブログ

まじめな人 不まじめな人、非まじめな人

2か月に一回、読書普及協会のチーム宮崎は読書会をやっています。
自分のお気に入りの本を読んできて、それをプレゼンするというやり方でやっています。

先週集まったのは10人。埼玉から「あんよさん」も参加。

僕は「堀の中の論語」をプレゼンしました。

この読書会に毎回ナイスなプレゼンをする男がいる。
「本は目次を読めばだいたいわかる」というポリシーで生きている男だ。
だから、その男はいつも目次だけを読んで、その本にはどんなことが書かれているかを把握してプレゼンするのだ。

これが僕には何とも愉快で、爽快で、面白い。
こういうプレゼンもあっていいし、著者も「一本やられた!」という感じになるのではないかと思う。

しかし、まじまな人は「それはいかんやろ」と思うし、クソまじめな人はそういうプレゼンは許せないと思うに違いない。

しかし、その男は不まじめなのではない。
不まじめな人は、まず読んでこない。プレゼンしない。人の話を聞く態度が悪い。
そもそも読書会に来ない。

男は非まじめなだけだ。
だから面白い。
そういう読み方もあるのか、と思わせてくれる。

ただ、僕は目次だけでは本の面白さが分からないので、そういう読み方はしないが、
目次だけでもちゃんとプレゼンができるので、そのプレゼンを聴いて、その本が読みたくなる人が出てくれば、そのプレゼンは成功なのだ。