学校は保護者も教育しなければならない
「学校は保護者も教育しなければならない」なんてことを言うと、叱られそうだ。「学校は子供を教育するところだ」と。
「親を教育する余裕などない」と。
そりゃそうだけど、子供を教育するより、親を教育したほうが早い。
親が変われば子供は絶対変わるからね。
だけど、学校が保護者を教育しなければならない理由は他にもある。
保護者も、かつては小学生、中学生、高校生だったということだ。
今の保護者を見て、「家庭が問題だ」と叫びたくなる親がいる。
結局、そういう親をちゃんと当時の教師が教育できなかったということだ。
勉強の面白さを、教育のプロが伝えられなかった。
当時の教師がやり残した実態こそ、今の問題をかかえた親たちなのだ。
だから、先輩教師がやり残した宿題が、今の先生たちに突きつけられているわけ。
ちゃんと立派な社会人に育てていれば、今頃、立派な子育てとは言えないまでも
ちゃんとした親にはなっているはず。
学校は、学校が過去にやり残した宿題を今やらないと、また次世代の先生が苦しむことになります。
というわけで、今日は、宮崎市立宮崎北中学校の家庭教育学級で講演してきます。