アウトプット大会
僕は、中村信仁さんが主宰する「永業塾」の塾生です。営業を生業としている人が、営業のノウハウや技術、すなわりやり方を学ぶのではなく、人間としてのあり方を学ぶ塾といったらいいのでしょうか。
中村さんのモットーは「心が技術を超えない限り、技術は生かされない」です。
入塾して丸3年になります。
全国8か所でやっています。
九州では福岡と熊本と宮崎の3か所で、毎月一回やっています。
その中で「アウトプット」ということをやります。
自分の近況や最近学んだこと、読んだ本の紹介などをアウトプットするのです。
声に出してみんなの前でプレゼンするのですが、
「えー皆さん、こんにちは」
「あの~先日は・・・」というように
人はよく「えー」とか「あの~」を無意識に連発しています。
これは絶対は言ってはいけないと指導されます。
あと、立ったときの雰囲気や顔の表情、
第一声でいかにその場の空気をつくるか、
決められた時間内に終わる。絶対にオーバーしてはいけないなど、
いろいろチェックされます。
先週の日曜日、九州ブロックのアウトプット大会が開催されました。
3県の代表がそれぞれ15分から20分の時間内でアウトプットするのです。
テーマは「古事記」でした。
福岡から4人、熊本から4人、宮崎からは僕を含めて3人が出場しました。
なんとその大会で優勝しちゃいました。
「すごーい! おめでとう!」
あっ!どうもありがとうございます。
それで、その内容を最初の部分だけ、ここで紹介します。
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4月になりました。
新入社員と思える真新しいスーツに身を包んだ若者がオフィス街を歩くいく姿をよく見かけます。
この時期、どの会社でも新人研修をやると思います。
名刺交換のやり方や電話の受け方、先輩と一緒に顧客を回ることもあると思います。
新人研修で一番伝えなければならないことは、
「この会社がいつ、誰が、どんな思いでつくられたのか」
「この商品がいつ、誰が、どんな思いで開発されたのか」ということです。
これを知っている人と知らない人とでは、働き方が全然違います。
同じことがこの国にも言えます。
私たちに共通しているのはこの日本で生まれ、
日本で生きていくという選択をしていることです。
しかし、意外と私たちはこの国のことを知らな過ぎませんか。
もっと言うと興味が無さ過ぎませんか。
この国から私たちはものすごい恩恵を受けています。
外国で暮らしてみるとそのことがよく分かると思います。
いかに日本が素晴らしい国であるかということが。
まず平和です。安全です。夜も一人で歩けます。
生きていくのに安心感があります。
飢餓もありません。
テロもありません。
物も豊かです。
トイレもきれいです。
近所の公園もきれに整備されています。
自然も美しいです。
水も蛇口をひねれば出てきます。
ゴミはちゃんと収集に来てくれます。
お金だって、仕事をすればもらえます。
もちろん、不平不満の種を探そうと思えばいくらだってありますが、
感謝すべき基本的な要素は山ほどあります。
こういう国をつくるのは簡単じゃないんです。
2000年かかりました。
2000年かけてこの国は一貫して、いい国づくりに向かって一歩ずつ前進してきたのです。
こんな国は他にあまりありません。
欧米の国は栄枯盛衰の歴史でした。
滅んだり、滅ぼされたり。
その度に君主が代わりました。
違う国になったんです。
中国だってまだ建国66年ですよ。
その前の清という国は亡びました。
皆さん、日本より長く続いた国はほかにないんです。
世界最古の国なんです。
だから前の時代の前の時代の悪いところを修正し、いいところを積み重ねてくることができたのです。
2000年かけてそれを成し遂げた奇跡の国です。
なぜこれができたのか、そのことに関心と興味を持つ人がどれほどいるでしょうか。
なぜこれができたのか。
それは建国の精神に秘密があります。
建国の精神がそういう精神だからです。
そのことを記したのが古事記と日本書紀です。
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これが最初の導入部分です。
この話は明日、高千穂講演でお話したいと思います。
まだ20人くらいしか集まっていませんので、今からでも申込みできます。
では!