今日の朝礼「質問と質問力」
おはようございます。今日は「質問力」についてお話します。「質問」と「質問力」は全然違います。
聞きたいことを聞くのが質問です。
それに対して「質問力」はどうでもいいことを聞く。
聞いてもいいし、聞かなくてもいいこと。
知りたくもないけど、一応聞く。
それが質問力。
その力(アビリティ=能力)がある人を「質問力がある人」といいます。
これ、意外と持っていない人が多いです。
なぜか。
ほとんどの人は学校を卒業して社会人になりますよね。
学生時代と大きな違いは、社会は異年齢、異世代の集団ということです。
学校は同年齢、同世代の集団です。
その中で気の合う人とだけ交流すればいいわけです。
気の合わない人は交わる必要はありません。
友だちとだけ楽しく過ごせばいいのです。
ところが社会に出るとそういうわけにはいきません。
職場という組織は異年齢、異世代の集団です。
親子、祖父母と孫くらい離れている社員もいます。
そして、社会的組織なので、目的を持っています。
その目的達成の為にみんなで協力し合わなければなりません。
気の合った仲間だけ仲良くすればいいというわけにはいきません。
コミュニケーションが必要なのです。
そのとき、如何にコミュニケーションするか。
異年齢、異世代の人と。
特に、年下から年上の人に対して。
もちろん必要最低限のときに事務連絡だけやっていて、仕事がそつなくこなすことができればいいのですが、できればお互い仲のいい関係を築けるとベターです。
さらにみんなの心が一体化できているとベストです。
そのためには日頃から何気ないコミュニケーションをしていることが重要です。
そこで必要な能力が「質問力」です。
自分から話しかけるということです。
自分から話し掛けるときに必要なのが「質問力」なのです。
話し掛けられると結構嬉しいものです。
特に社会に出たばかりの人はみんな周りは年上の人ばかりです。
年上の人と何を話していいかわからないから
話し掛けられるまで自分から話さない人が多いのですが、
何を話していいかわからないときは、質問すればいいんです。
どうでもいいことを。
「あれ、風邪ですか?」とか「それ、何ですか?」とか
「それ、どこで買ったんですか?」とか。
「先輩、子どものときってどんなテレビを観てましたか?」とかね。
別にそんなこと知りたいわけではないのですが、そういう質問をするとペラペラしゃべってくれるし、会話が弾むわけです。
「質問力」=「雑談力」ですね。