感性の磨き方
3月21日号の社説に、斬られ役俳優の福本清三さんについて書きました。私が、「この人はすごい!」と思っている作家、小田豊二さんの『どこかで誰かが見ていてくれる』という本を読み、それに感動して福本清三という人物を調べていたら、彼の大部屋俳優人生最後の映画『太秦ライムライト』に辿り着き、その映画を見て感動し、そして社説になりました。
大部屋俳優人生最後の映画といっても、実は『太秦ライムライト』では、大部屋俳優としてではなく、福本さんは初めて主演を演じました。
あのラストシーンの斬られ方は圧巻でした。(社説にも書きましたけど)
どうですか、皆さん。あの社説を読んで、『太秦ライムライト』を観てみたくなりませんでしたか?
そして実際に観てみようと思って、レンタル屋さんに行きませんでしたか?
そこになかったら、ネットの「楽天レンタル」で借りませんでしたか?
「楽天レンタル」だとレンタル料が50円で、プラス送料です。
僕は「楽天レンタル」で借りて観たのですが、あまりにもラストシーンに感動しまして、返却した後、アマゾンで購入しました。
それでも3000円くらいだったと思います。
なぜ一度観た作品を、わざわざ購入したのか。
それはみやちゅうのスタッフが、あの社説を読んであの映画を観たくなったとき、
「ここにあります」と言いたかったからです。
あれから1週間が経ちましたが、誰も借りて帰った形跡がありません((+_+))
オーマイガッ!
あれほど熱く語ったのに・・・・(+o+)
なぜ観たくならないのか、それが私には分かりません。
僕自身、今の自分があるのは、映画のお陰です。
中学、高校、大学と、本当にいい映画に出会い、たくさんの感動をもらい、それが今生きています。
でも、誰かが「この映画いいですよ」と言うと、絶対観ていたのですが、
ただ10本観て、本当によかったのは1本2本です。
でも、あまり心に響かなかった8本9本があったから、本当に感動した1本2本に出会えたのだと思います。
好奇心、これが僕の原動力です。
あ~、『太秦ライムライト』
時代劇がテーマですから、若い子は興味ないかなぁ~。
追伸
「この本いいですよ」とか「あの映画いいですよ」と言ってくれる友人がいたら、その友人を絶対手放してはいけません。
これは、秋元泰さんの言葉です。