水谷もりひとブログ

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人生で変えることができるのは自分自身だけ

「人生で変えることができるのは自分自身だけ」とは、
上甲晃さんの『デイリーメッセージ4月17日』の言葉である。

上甲さんは思いを言葉にして毎日配信してこられた。この言葉で9786号になる。


上甲さんは40歳の時、松下電器の一営業課長から松下政経塾の塾頭になった。
一般の学校でいえば学校長である。
それまで企業人であった上甲さんは「教育の難しさを身にしめて感じた」という。
 
塾生の指導がうまくいかない時、上甲さんは「最近の塾生は質が悪い」という思いにかられた。
そうするとどんどん泥沼にはまていった。

教える側は教わる人への憎しみを増していった。
塾生の心はどんどん離れていった。

どん底まで落ちたところでよう「目覚めた」という上甲さん。
「長い間、教わる連中が悪いと思ってきたが、実は教える側のこちらに問題があるのではないか」とふと思った。

「本当に変えなければならないのは自分自身であった」と。
「人生で変えることができるのは自分自身であったのだ」と。

「教えられる人たちに口でやかましく言う前に自らが手本となろう」と腹をくくった。
あとはただただ実践である。
立ち居振る舞い、しゃべり方ひとつ、やかましく口で言うのではなく、「私を見習ってください」と態度で示した。
これが「教育力の基本だ」と知った。

「人生で変えることができるのは自分自身だけだ」と。