水谷もりひとブログ

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人生の課題・宿題

ちょっと嬉しい話を聴いた。

6月10日号の社説「お父さんは幸せだったのですか?」を読んだ若い女性が
昔家を出て行ったお父さんに会いに行こうと思い、
思い切って「父の日」に会いに行ったという。

彼女の話によるとお父さんは
ちょっとでも自分の気に食わないことがあると
一方的にお母さんを責める人だった。

暴力はなかったというが、
話を聞いて、これは歴とした精神的DVのタイプだ。

数年ぶりに会った。
子どもの頃、怖くて話せなかったお父さんと話せた。

嫌悪感が消えて、お父さんのことを受け入れることができるようになったそうだ。

本当によかった。

ずっとお父さんが嫌いなままだったら、
その感情を引きずったまま、恋をする。
その男性は
高い確率でお父さんと似たような男性だ。
そういう深層心理がある。

人生の課題というか宿題というか。
そういうものがあるらしい。
未解決のままにしていると
また同じ課題に直目する。

お父さんに対する嫌悪感を
自らの勇気と行動で消すことができた。
その課題を乗り越えられた。
彼女は次のステージに進み、
新しい自分と合った男性と出会いを果たすだろう。


彼女に許しを得て、社説に書かせてもらった。
来週号だ。

再びお父さんの話である。