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役づくりをする

NHKの大河ドラマ『西郷どん』いよいよ佳境に入ってきました。

1月から観てきましたが、
最初は「鈴木亮平がなんで西郷隆盛?」と違和感がありました。
イケメンですからね。

西郷隆盛はイケメンである必要はないじゃないですか。
その昔、西田敏行が『翔ぶが如く』で西郷さんを演じましたが、
西田さんの顔で十分でした。

しかし、今は視聴率をあげるためには
主役はイケメンじゃないといけないみたいです。
『義経』ではタッキーが源義経ですし、
『新選組!』では香取慎吾が近藤勇ですよ。

やっぱり俳優ってすごいのは「役づくり」なんです。
その役を演じるのではなく、なりきってしまうんです。

『翔ぶが如く』の後半では西田敏行さんが西郷さんに見えましたもんね。

鈴木亮平がこれからどんどん西郷隆盛に見えてきます。

俳優さんたちの「役づくり」というのは大変なもので、
その役になり切るために、お墓参りをして想いを馳せるんですね。
「できることなら自分に乗り移ってください」くらいの気持ちだと思います。

島津斉彬を演じた渡辺謙は東京から鹿児島まで車で行ったそうです。
当時の大名はずっと陸路でしたから。
 
僕も10年前に宮崎に開校した「サラ宮崎」という俳優養成学校に入校して、
役者の勉強をしたことがありました。
2年間ですけどね。

そこで「役づくり」という言葉を知りました。

ぼくらは所詮素人なので、全然話にならないんですけど、
プロの役作りの苦労話を聞くと感動します。

何の話かというと、
実は9月から宮崎市倫理法人会の会長を拝命しました。
100人くらいの小さな経営者の会ですが、
それでも会員は月10,000円の会費を払って
自分の仕事、会社の発展のために心の勉強をしているわけです。
会長の責任は重いです。

そこでまず「会長」というキャスティングのために
僕は「役づくり」を考えたわけです。
それで髪を短く切りました。
時代劇のキャスティングの場合、
ちょんまげのカツラを被りますが、
そんなようなものです。

高校時代から僕の髪はずっと長めだったのですが、
はじめて短くしました。
「会長」という役づくりのためです。

考えてみると、
すべての人が何らかの「役」をもらっているんです、この人生で。

先週号の社説の「孫係」にも通じるものがありますが、
ピアニストの役とか、政治家の役とか、新入社員の役とか、
大手商社を脱サラして独立する役とか、
3人のお母さんの役とか。

それぞれの「役づくり」、大変です。
うまい役者もいますが、ダイコン役者もいます。
下手くそに演じている人もいますし、
なりきっている人もいます。

ぼくの「会長役」はまだまだ演じている段階です。
見切り発車で拝命しましたから。