水谷もりひとブログ

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遊んでる場合です

いよいよ4月です。
この4月、新人が入ってくる職場も多いと思います。
みやざき中央新聞にも今年は1名の仲間が入ってきます。

4月1日の新人は、言葉は悪いですが「使用前」の状態です。
ここから日々、成長と進化と変化の日々は始まるといってもいいでしょう。
1年後、3年後、5年後、どう成長・進化・変化するか。

人の幸せって人としての成長と比例すると思いませんか?
え、思わない?
僕は思うんですよ。

幸せを感じられたということは
心が動いたり、何か嬉しいことがあったり、
つまり、いい変化があったときやないですか。

そのことで昨日の自分より今日の自分は成長したわけです。

新人を成長させ、幸せにできる決め手は、
①職場の持つ「人を育てる力」、
もう一つは②本人の持つ「向上心」や「素直な心」かな。

みやざき中央新聞では「感性を磨く」ことを重視しているのですが、
それには②が欠かせません。

実は、②って休日の過ごし方と関係しています。

なぜ週休2日制になったかというと、
日本で最初に導入したパナソニック(昔の松下電器産業)の社長、
松下幸之助はこう言ってます。
「1日は休養、1日は教養」って。

仕事、仕事、仕事で日曜日は疲れ切って寝てるだけ。
それじゃ「成長」がありません。

「本を読む時間がない」とか「映画を観に行く時間がない」という労働者のために
休養とは別にもう1日、趣味や学びの日を持つことを勧めたのです。

仕事は一生懸命すれば、(というか一生懸命するものですが)
スキルは身につくし、向上します。
でも、もう一歩、人として深めようと思ったら
休日なんですよ、その感性が磨かれるのはね。


「働き方改革」云々で、如何に従業員に休みを多く与え、
プライベートを充実させようか、国は躍起になっていますが、
それは「遊び方改革」と同時進行していかないと成功しないと思いますね。

「遊び」の概念を変えていかないとね。

ただ遊んだだけで終わったら成長はありません。
つまんない年寄りに向かっていくだけです。

「遊び」こそ、大人の知的活動です。
それを「面白がる感性」、これ、大事です。

遊びながら学んでいると、それが営業や業績に必ず跳ね返ってきます。

そんなことを新人に伝えたいです。