水谷もりひとブログ

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お客は喜ばす。悲しませてはいけない。

やっぱり商売の基本は
「お客様を喜ばす」「喜んで帰ってもらう」である。
絶対悲しませたり、ガッカリさせてはいけないと思う。

というのは、実は先週、山形県酒田市に行ったんですよ。
あまりにもステキな街並みだったので
無料の観光用レンタルサイクルを借りてブラブラした。

明治の建物風の屋敷があり、そこはなんと「竹久夢二記念館」だった。

入場料1,000円を払って入ると
舞妓さんが出てきて、「2階と3階を案内します」とのこと。

こんなに身近で舞妓さんと触れ合ったのは、たぶん初めて。

一通り案内が終わった頃、「一緒に写真を撮っていいですか?」と聞くと、
「写真はダメなんです」と言う。
そして、「別料金になっています」と。

なるほど、それは有りだね。

そのあと、なんとなく引いてしまった、気持ちが。
ちょっとだけ悲しい気持ちになったのだ。

誰だって一緒に舞妓さんと写真を撮りたいでしょうよ。
しかもこれほどSNSに時代なんだから、
思い出や記念と同時に「SNSに投稿したい」と思うのは人情でしょ。

だから否定されて、一気にドン引きしてしまった。

こういうとき、否定ではなく、肯定するとお客も嫌な思いをせず、
喜んで別料金を払うと思うんだ。

最初に、入場料を払うときに先に言えばいいのだ。
「入場料は1,000円ですが、最初、舞妓さんが案内します。舞妓さんとの写真は別料金になっていて、ワンカット500円です。いかがですか?」とかね。

これだと否定語は一つもない。

お客は否定されると面白くなくなるでしょ。

だから、あんな可能施設にはコースの最後はショップになっているのだが、
ショップに寄らずに退館した。